1. まとめトップ

<閲覧注意>身の毛もよだつ本当にあった長編怖い話まとめ(77)

<閲覧注意>身の毛もよだつ本当にあった長編怖い話をまとめました。

更新日: 2019年08月27日

2 お気に入り 7452 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

<閲覧注意>身の毛もよだつ本当にあった長編怖い話をまとめました。

kent303さん

二股の道

ある日1人でハイキングコースのようになった山道を歩いていた。
1人だったのは、予定していた友人が体調を崩して急に行けなくなったこと、
ちょうど紅葉の季節だったので、1人でゆるりと紅葉を見ながら行くのもいいものかと思い、
結局1人で行ったのだった。
ハイキングコースとは言っても休日は家族連れでわいわいしているような所なので、
そんなに本格的な山道でもないが、所々右手には壁のような斜面、
左手には崖のような斜面といった具合になっている。

そんな感じの場所で紅葉を楽しみつつ、気に入った風景は携帯の写メールに収めたり、
行けなかった友人にそれを送ってあげたりしながら楽しんで歩いていた。
歩いているうちに道が二股に分かれている所に行き当たった。
二股の真ん中には山の中でよく見る木でできたそこそこ年期ものの標識。
左に行けば目的地。反対に右に行くと・・・と思ったら知らない場所へ続く道。
まぁ初めて来た場所だから、見たことない地名くらいあるか。と思いつつも、
なんだか妙にその先が気になる。
元々自分の性格上、行ったことのない道や知らない土地に向かう道はなぜか
わくわくして行ってみてしまうことがある。
その時も日没までまだ少しだけ余裕があるし、抜けられなかったら引き返せばいいや!
くらいの気持ちで、好奇心に従ってみることにした。

右の道は今まで来た道と同じく所々森になったり崖になったり、川が下のほうで流れてたり、
景色の変化を楽しみながら歩くことができた。 ふと気付くと二股になる前の道と比べると人がいない。
というか、この道に入ってきてから誰も見ていない。まぁ二股の左道のほうが近いのかな?とか、
あんまり深くは考えなかった。 けれど、少ししてから異様なことに気付いた。
さっきまで鳥が囀っていたり、小動物をちらほら見かけていたのに、それが全くない。
気持ち悪いほどの静けさと、空気の張り詰めた感じ。空気の張り詰め方が尋常じゃない。
ここにいたくないって感じるくらいの居心地の悪さ。山の怖い話しとかで、
よくなにかが出る前の雰囲気に似ているから、そんなことを思い出したのがこう思わせてるのだと思った。
このまま進んで行っても着くのか分からないし、なにより雰囲気が嫌なので引き返すことにした。

1時間もしないうちに標識に戻れるくらいの距離だったと思う。
自分の荒くなる息と葉や砂利を踏む音しかしない道を歩いていたら、
不意に後ろからオッサンの笑う声がした。談笑するくらいの声で、そこそこ離れてる感じの大きさ。
とにかく張り詰めてたから、人がいるってことですごいホッとして、後ろを振り返ったんだ。
・・・おかしい、確かに聞こえたのにいない。 道はほぼ一直線だから、見えないはずはない。
状況が状況なだけに、ほんと怖くなって全身鳥肌で小走りになった。
この雰囲気の中、「頼むからなにも出ないでくれ」そればかり思っていた。
そういうときに限って変な事に気付いてしまう。 引き返し途中で左右が森に囲まれた時、
薄暗い森の中から何かに見られてるのを感じた。絶対に見られてる。それも複数に、ほぼ360°から。
怖くなって更に小走りが早くなった。でもそれらは小走りでも並行してついてくる。

気配とかそんなんじゃなくて、明らかに見てる。生まれて初めて、怖くて泣きそうになった。
(なぜマジダッシュじゃないのかっていうと、それはつまずいたりしてコケたら、
崖下に一直線になってしまうかもしれないから。)
そんな焦りの中、自分の影だけが先を走っていく。生身の人間に会いたくて、
この空気からとにかく抜け出したくて、怖いから森は見ずに一心不乱に駆けた。
走りながらどんどんマイナスなことばかり考え付いて、一層恐怖心を煽った。

まさか自分の影の隣に得体の知れない影がなんてことはないよなとか、
そんなことを考えてしまって、自分の影を確認してしまう。
相当な恐怖心で確認するも実際影は自分のだけ。
ホッとしたけど、なんか違和感。影は1つなんだけど、なんか違う。
もう1度見て分かった。小走りしてる影に半呼吸ほど遅れて影が動く。

最初は全く意味が分からなかった。現実には4~5秒だと思うけど、
自分の中では10秒くらい考えてたと思う。突然意味が分かった。
ほんとひらめくって感じで。影は自分の足から伸びるはずなのに、
遅れて動く影は自分の足より少しだけうしろから伸びてるんだよ。
もう気付いたときはダメだった。コケたら崖下とか考える余裕もなく、
全力疾走。もう影なんて怖くて見れなかった。

結局なんとか着いたよ、二股のあの場所まで。
1つおかしかったのは、行きは普通の道だったはずの道が帰りのラスト5分くらいから
草ボーボーで明らかに人が歩くような場所になってたことかな。見間違えじゃないよ?
行くときは「あ、こっちも道があるんだ」って思ったし、人が草を踏みしめてできた道
って感じじゃないから。ほんとに踏まれてない草道。

二股の場所に出た瞬間、老夫婦にびっくりされたけど。
そりゃ人が入っていくような道じゃないとこから猛ダッシュで人が出てきたら
びっくりするわな。草道から出る瞬間聞こえたよ。あのオッサンがまた笑う声。
ちょっと低めの声で、少しうしろで「アハハハ」と「ナハハハ」が混じったような笑い方。

最後に標識見たら右に行く道には標識はなく、左の道の案内で「○○まで○○m」
みたいなことしか書いてなかった。
あれは物の怪の仕業だったのかな・・・そう考えると怖いから、無理矢理狐に化かされたってことに・・・

とりあえず、つまずいてコケなくてよかったって思う。
落ちたら自力じゃ上がれないもんなぁ・・・あの崖は((((;゚д゚)))ガクガクブルブル


殺伐とした流れ変えたかったから頑張ってみたけど、いざ文章にしたら怖くないね。
ごめんよ(´・ω・`)

景清洞

景清洞がらみの話をまとめた

景清洞はその名の由来からも薄気味悪いよね
10年程前に福岡から彼女を連れて秋吉台にドライブに行ったんだ
関門橋を越える辺りから雲行きが怪しくなり雨も落ちてきたので鍾乳洞めぐりへと変更

秋芳洞の駐車場は大型バスが連なり洞内も学生達が多く賑やか
流れに押され洞内を満喫する間も無く秋芳洞を後にした
 
「他にも鍾乳洞があるみたい」
ガイドブックに目を落とす彼女が何と読めば良いのか尋ねてきた
「景清洞(かげきよどう)」
歴史好きでなくともnamcoの源平討魔伝で主人公だった平景清を知る人は多いだろう
義務教育中はご多分に漏れず日本史に嵌った自分はその名を目にして心躍った

食事を挟み景清洞に到着したのは午後二時ごろ
だだっ広い駐車場に車が数える程しかいない 秋芳洞とは対照的だ
雨の中を小走りに洞口へ向かう 一組のカップルとすれ違う際
「怖かったねー」と話しているのが耳に残る
 
入り口付近の案内板の縁起を薀蓄を交えながら彼女に語り洞内へ
人が少ないのと雨天が重なったせいか盛夏なのにもの凄く寒い
ライトアップはキレイで他の観光客もちらほら見かけるけど
流れる水の音が聞こえるほど静かで秋芳洞では感じなかった異様な雰囲気

壇ノ浦の合戦で落ち延びた平景清が配下の者数人と隠れたとされる洞
しかし景清は全国各地に伝説を残しており当の本人がここへ落ちてきたのかは定かでない
ただ遺物やその他の資料から破れた平家の者が隠れていた可能性は高いらしい

思ったよりも規模が大きく起伏に富んだ景清洞を進むには結構時間が掛かった
秋芳洞では落ち着いて撮れなかった洞内の写真も36枚撮りの32枚を消化していた
踏破し終え洞の入口まで戻ってきた 
ノボリを携えた大きめの祠がある 入る時には案内板に気を取られたのか気付かなかった
「写真を撮ってもらえますか?」と言うカップルにお願いされついでに
自分達も祠の前に立ち、残ったフィルム分撮って貰った
 
使い捨てカメラを現像に出していた写真屋でプリントを受け取る
「ISO800なら暗い所でもキレイに写るんやね」
と二人で洞内の写真の写り具合に感心しながら見ていると最後に撮った筈の写真が無い
車内でフラッシュを炊いて真っ白になってるミスショットを含めて32枚しかない
 
ネガを蛍光灯に透かして見ると最後の4枚は確かに祠の前で撮ったものだ
が、何かおかしい
ネガに黒い筋のような物が乱舞するように写り込んでいる
「…あんな風にお祭りしてある所の前で撮ったらダメやったかな」

彼女が脅えたので後日一人で写真屋を尋ねる事にした
 
写真屋曰く使い捨てカメラを含め通常のプリントは外注に出すらしい
店主がネガをライトボックスに照らしルーペで見てくれた
「あんまり良い写真じゃないみたいね…たまにあるんよ」
該当するネガを処分するか?と問われたけど好奇心もあり持ち帰った
いつか現像しようと思っていたけど当時の彼女と別れて久しい今、
自分の手元にネガは無い

ひとつ気になったのは黒い筋は自分の写っている方に多く見られたことだ
ネガで黒いから現像すると白い筋なのだろう
母方が山深い土地に古くからある源氏の流れを汲む家系だってのも関係が?
と言っても日本中の殆どの人が何らかのカタチで源氏の血を引いてるらしいし…
 
でも結局は家系のせいだったのかな、と思ったり
2,3年前に部屋の片付けをしてら当時使ってた財布が出て来た
剥がれかけの色褪せたプリクラが痛々しい財布のポケットの中に御守り
母方の親戚に配られた御守りには思いっきり源氏車の刺繍が入っていた
 
御守りはいろいろ相性とかありそうだね

青黒い痣

年が明けたからあげるね、ageましておめでとう!

はじめまして、N.Eです。山怖に書くのは初めてなり。
徒然なるままに書き散らしたオナニー文、とくとご覧あれってか。


私の友達の友人の知人の知り合いの話。

彼の後輩君は夏のある日に登山パーティーに参加することになったため、準備に余念がありませんでした。

ダンスを誘われたときのために最新のステップを夜遅くまで練習していると、
部屋に彼のおばあさんが来て「嫌な予感がするから、お守りにこれを持っていけ」と
ピンクのリボンがついた園芸用のハンドスコップを手渡してくれました。

彼のおばあさんは昔から「霊感ばあさん」と呼ばれていまして、
そう、以前から実際の歳よりふけて見られていたのですが、
そのおばあさんの霊感を無視したために、彼は何度も痛い目に遭ってきました。

なにしろおばあさんは大学時代は女だてらに空手部の主将をしていまして
岩のように硬いこぶしをしていたからです。

今度も、受け取るのを渋る彼を見て「はあぁ~」と自慢のこぶしに息を吹きかけるので、
彼はいやいやながらもハンドスコップをリュックの中にしまい込んだのでした。

さて次の朝ですが、前の晩の夜更かしがたたったのか、二時間も寝過ごしてしまいました。
これは変態、いや大変だとあわてて飛び起きると、
待ち合わせ場所にはもう間に合わないから直接に山小屋へ行こうとタクシーを止めました。

「すぐに〇〇山の山小屋に行ってくれ、チップをはずむから」と言うと
「よしゃ、ガッテン承知のスケだ(死語)」と言って運転手はタクシーを降りようとします。

「おいおい、俺を置いてどこへ行こうとするんだよ?」
「いえね、山小屋までひとっ走りに」「俺をタクシーで乗せていけってぇーの!」

タクシーはものすごい勢いで藪をかきわけながら斜面を登ると、あっという間に山小屋に到着してしまいました。
「もう着いたの? タクシーで山小屋に行けるなんていい時代になったものだな」と感心していると、
ふとヤングジャンプで連載している「タフ」でスーパーカーで山の上まで登ってしまう鬼の人のことを
思い出しました。「もしや、あなたは・・・」

だが彼が問いかけるより先に運転手は「さらばだ青年よ」と言って凄まじい速さで斜面を下って行ってしまったのです。
「タクシーの当たりはずれは良く聞く話だけど、あれは当たりだったなあ・・・」と彼が感心していると
そこへ先輩と友人たちの五人が汗だくになりながら藪の中から出てきました。

「お、おまえ、出遅れたと思っていたら、先回りしてきていたのか」
「え、ええ、日ごろ鍛えていた健脚にものを言わせたんですよ、テヘッ」

彼らが山小屋に入ると急に雲行きが怪しくなり、しとしとと雨が降り始めました。
雨は次第に激しくなり、いっこうに止む気配を見せません。
その日は山小屋で夜を過ごすことになりました。

其の夜のことです。
ぐっすり眠っていた彼は胸を強く抑え付けられるような不快さを感じて目を覚ましました。

あたりはまだ真っ暗な夜で、闇の中で目を凝らして辺りを見回すと、先輩たちの姿が見えません。
そしてどこからともなく「おーい・・・おーい・・・」とかすかな声が聞こえてきます。

彼はお守りのハンドスコップをリュックから取り出すと
声のするほうを目指してふらふらと山小屋の外へ出て行きました。
すると小屋の裏のほうで先輩と友人たちの五人の姿が夜の闇の中におぼろに浮かんで見えました。
彼らはひとかたまりにしゃがみ込んで何かをしていました。
そして相変わらず、かすかながら「おーい・・・おーい・・・」と言う声が聞こえてきています。

彼は先輩たちのそばに近づいて「みんな、何をしているの?」と声を掛けると、
先輩は振り向きもせずに「掘れない・・・うまく掘れないんだよ・・・」と答えてきました。
彼らは輪のように丸くしゃがみ込んで、素手で地面を掻き分けていたのです。

そして良く見ると彼らの指は皮がぼろぼろに剥けて爪が割れて、血がにじんでいました。
それでも彼らの掘った穴はせいぜい人の足のくるぶし位の深さにしか達していませんでした。

それを見て、いまこそおばあさんから渡されたハンドスコップが役に立つときだと思った後輩君は
「僕が掘ってあげるよ」と言うとみんなの輪の中にはいってざくざくと地面を掘り始めました。
素手で掘るのとくらべものにならない速さで穴が深くなっていきます。

いったいどれほどの時間をかけて掘り続けたのか、穴は後輩君がすっかり隠れるくらい深くなりました。

その時ふと後輩君は気づきました。
かすかに聞こえてくる「おーい・・・」と言う声が、彼が掘っている穴の底から聞こえてくるということに・・・

まさかと思い、掘る手を休めて聞き耳を立てていると、声が次第に大きくなって穴の底から聞こえてきます。

「おーい・・・おーい・・・」 

そんな馬鹿なと思いながらがたがた震えていると、今度こそはっきりと聞こえてきたのです。

「おーい! 見つけたぞ!」

そして声がするのと同時に穴の底から何本もの人間の腕がずばっと突き出してきて、
彼の両腕をがっしりと掴みました。
其の腕たちは万力のように掴んで離そうとせず、じりじりと彼を穴の底の土の中に引きずり込んでいくのです。

彼は両腕を掴まれたまま首をめぐらして「みんな、助けてよー」と先輩たちに助けを求めました。
しかし先輩と友人たちの五人はひざを抱えて穴のふちに座ったまま、青白い能面のような無表情な顔で
この有り様を見ているだけで、誰も手を貸そうとはしてくれません。

とうとう彼の両腕は凄まじい力に引っ張られたまま地面の中に見えなくなり、
顔までもがゆっくりと土の中にめり込み始めました。

彼は悲鳴をあげ続けましたが、いつの間にか気を失ってしまったのでした。

さて、彼が目を覚ますと、そこは病院のベッドの上でした。

ベッドの両脇に白衣の医者と制服姿の警官がいて、
彼が目を開けると「気がついたかね、きみ」と声を掛けてきました。

彼は自分が悪い夢を見ていたんだと思いながら両腕を見ると、
そこにはしっかりと何者にか掴まれた手の形が青黒い痣となって残っていたのです。

それを見たとたん彼の内側からあの夜の恐怖が抑えきれない奔流となって悲鳴とともに溢れだし、
彼の身体は恐怖に動物的に反応してベッドの上からがくんがくんと跳ね上がりました。

医者と警官はあわてて彼の身体を押さえつけ、すぐに看護婦を呼びました。

医者 「早く、鎮静剤を!」
看護婦 「は、はい、えいっ、ぷすっ」
警官 「うっ、いや~んうふ~んばか~ん、そこはおしりなの、あへへ」
看護婦 「あ、間違えちゃった、てへっ」
医者 「こら、このお茶目さん!(ハアト」

医者は彼に言いました。
「きみ、その両腕の痣は怪しいものじゃないんだ、それは救助隊がつけたものなんだ!」
そして医者は彼にすべてを告げたのです。

あの日の夜、大雨によって山が崩落して土砂崩れが発生しました。
その音はふもとにまで響き渡るほどの大きいものでした。
そしてその土砂崩れによって彼らの泊まっている山小屋が押しつぶされたのです。

大急ぎで救助隊が組織されましたが、回りは急な斜面で重機を運ぶことができず、
救助隊は手作業で、雨水を吸って重くなった土砂を取り除かなければなりませんでした。

隊の皆さんはもはや絶望だと心の中では思いながらも一縷の望みをたくして、
おーい、おーいと声を掛けながら土砂をスコップで取り除いていったのでした。

そして奇跡的にも比較的に浅いところで人の両腕を見つけたのです。

土を掻き分けてきたのか、その右手には泥まみれのハンドスコップが握られていました。
「おーい、みつけたぞ!」
救助隊の人々はその両腕を掴んで必死になって、後輩君を引きずり出したのでした。

両腕の痣はそのときに付いたものだったのです。

「それじゃ、他のみんなは?」
「残念だが・・・助かったのは君だけなんだ」

あとから聞いた話では、土砂を懸命に掻き分けたのか、先輩たちの両手の指先はぼろぼろに潰れていたそうです。
彼は霊感おばあちゃんに改めて礼を言うとともに、心から先輩たちの冥福を祈ったのでした。

狸囃子

1 2 3