それを見て、いまこそおばあさんから渡されたハンドスコップが役に立つときだと思った後輩君は
「僕が掘ってあげるよ」と言うとみんなの輪の中にはいってざくざくと地面を掘り始めました。
素手で掘るのとくらべものにならない速さで穴が深くなっていきます。

いったいどれほどの時間をかけて掘り続けたのか、穴は後輩君がすっかり隠れるくらい深くなりました。

その時ふと後輩君は気づきました。
かすかに聞こえてくる「おーい・・・」と言う声が、彼が掘っている穴の底から聞こえてくるということに・・・

まさかと思い、掘る手を休めて聞き耳を立てていると、声が次第に大きくなって穴の底から聞こえてきます。

「おーい・・・おーい・・・」 

そんな馬鹿なと思いながらがたがた震えていると、今度こそはっきりと聞こえてきたのです。

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