彼は涙を流さんばかりに後悔したんだそうだ
「何故、始めて山に登る女の子にあんな事を」「俺はなんて自己中心的な男なんだ」
「あんなに楽しみにしてくれていたのに」「もし彼女に何かあったら俺はもう生きて行けない」

ふと、足音に気がつき顔を上げると、登山客には見えない老人が歩いていた
老人は彼に向かって、すっと手を挙げ、指を指した
まるで「あっちだ」と言う様に
それは道を逸れた林の中を指していたそうだ
彼は老人の指差すままに進んだ
老人はまた、指で方向を指示した(様に見えたらしい)
そっちへ向かうと、また指示をする、また向かう、指示を受ける・・・

すると、彼女がいた
彼女は木の根っこに足を引っかけて転び、それを取ろうともがいていた
「大丈夫か!すぐに外してやるから!」と足を引っ張る
引っ張っても取れないので登山靴を脱がして、やっと抜ける事が出来た
「大丈夫か、すまない。本当にごめん」彼が言うと、彼女は「私の方こそごめんなさい

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