「何してるんですか」
と 警戒せずに言ってしまった 声が聞こえると彼女はゆっくりと振り返った。
俺はハッと息を飲んだ その女性も あの目をしているのだ 死んだ魚のような、 光を灯さないあの目を。
今度は女が立ち去るのを見ることなく急いで玄関に入り鍵を閉めた。

何かおかしい えも知れぬ恐怖を感じた俺は 次の日からは トイレの中からガレージの灯を認める事しか出来なくなってしまった。

少しずつ日中の仕事にも手がつかなくなり 自分でも 限界を感じはじめたある日
俺は持てる勇気を振り絞り トイレ特有のすりガラスを開け 鉄格子の嵌った窓からガレージを覗けるだけ覗いた
鉄格子に顔を擦り付け ガレージをじっと見つめる。後もう少しであいつらの立っていた所が見える。 そう思って さらに身を乗り出そうとした時だった

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