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自覚が無いのに飲酒運転になってしまう?"残酒運転"について

飲んだ翌日などの運転はお酒が残っており、飲酒運転になってしまう可能性があります。皆様気を付けてください

更新日: 2019年08月30日

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BKB250さん

そもそも飲酒運転とは?

道路交通法にはそもそも「飲酒運転」という呼び方はなく、正式には「酒気帯び運転」と「酒酔い運転」があります。

・酒気帯び運転
呼気中のアルコール量が、「0.15 ミリグラム/リットル以上」の状態で車の運転をした場合の違反です。さらに、「0.15~0.25ミリグラム/リットル」と「0.25ミリグラム/リットル以上」の2段階で分けられています。
ここで注意したいのが、呼気中のアルコール量が「0.15 ミリグラム/リットル以下」であれば違反にならない、というわけではないという点です。たとえ基準値以下であっても、ドライバー自身がアルコールに弱く、運転に支障をきたしていた場合には、酒酔い運転と判断されることがあります。

・酒酔い運転
飲酒によって正常な動作や判断ができないおそれがある状態で運転した場合は、「酒酔い運転」になります。飲んだお酒の量や呼気中のアルコール量とは無関係です。前述のとおり、呼気中のアルコール量が「0.15 ミリグラム/リットル以下」であっても、飲酒が原因で交通事故を起こしたら「酒酔い運転」に該当します。

飲酒運転の罰則は?

道路交通法では、違反した場合は「5年以下の懲役または100万円以下の罰金」と定められています。また、違反点数は35点で即座に免許取り消しとなり、3年間運転免許を取ることができません。
さらに、もし酒酔い運転で死傷事件を起こした場合、刑法では2つの刑罰が規定されています。

1つ目は「自動車運転過失致死傷罪」です。車の運転に必要な注意を怠り、人を死傷させた場合に適用されます。罰則の内容は「7年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金」と決まっています。

2つ目は「危険運転致死傷罪」です。アルコールや薬物の影響により、正常な運転が困難な状態で車を運転した場合に適用されます。負傷者を出した場合は「15年以下の懲役」、死亡者を出した場合には、「1年以上20年以下の有期懲役」となります。「懲役20年」は殺人と同程度の罪であり、かなりの重罪といえます。

同乗者も罰則がある!?

運転者が酒酔い運転で捕まった場合、車両提供者の罰則は「5年以下の懲役または100万円以下の罰金」と道路交通法で決まっています。つまり、実際に酒酔い運転していたドライバーと同じ罰則が科せられるということです。
また、同乗者や酒類提供者にも「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科せられます。

このように酒酔い運転は、実際に車を運転していた人だけではなく、車を貸した人や同乗者、お酒を提供した人も刑罰を受けることになります。ドライバーの飲酒を知らずに乗っただけでは該当しませんが、ドライバーが飲酒したことを知った上で車に同乗したり、運転を依頼したりすれば、厳しい罪に問われます。

自覚が無くても飲酒運転になってしまう?”残酒運転”について

最近、飲酒運転については取り締まりが厳しくなり、さらに厳罰化が功を奏してか、大量飲酒後の運転による事故はあまり目立たなくなりました。

しかし、飲酒後の時間が経過してもう大丈夫とハンドルを握り、違反や事故を起こすというケースはむしろ増えている感じがあります。なかでも、休日での飲酒運転がニュースになっています。

さらに、翌日までお酒の影響を引きずるケースも見られ、運輸業界では出勤時にドライバーのアルコール検知をするなど神経を使っています。

体重70kgの人でもビール500mlを4本飲むと、体内でアルコールを分解するには、11時間半近くかかることになります。

さらに、睡眠時のアルコール分解速度は遅くなると語られていることから、深夜まで飲み続けた場合、翌日午前中の運転は「酒気帯び運転」になっている可能性が非常に高いことになります。

知らず知らずのうちに、
翌朝「酒気帯び運転」している人は、意外と多いのではないでしょうか?

残酒による逮捕事例

「昨夜酒を飲んだが、残っているとは思わなかった」
子どもを幼稚園に送る途中に、バスの停留所に突っ込む
酒気帯びで現行犯逮捕

28日午前8時20分ごろ、千葉県の市道で酒気帯び運転の疑いで会社員の男(28)を現行犯逮捕。自分の子ども2
人を幼稚園に送る途中、路線バスの停留所に突っ込む事故を起こし発覚した。当時、バス停には誰もおらず、子
どももけがはなかった。「昨夜酒を飲んだが、残っているとは思わなかった」と供述している。

荷物を積み終えて、次にドライバーが向かったのは荷下ろし地ではなく自宅。配送先までは約150kmと近かったこともあってか、缶ビール2本と焼酎をひっかけて仮眠し、それから出発した。

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