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海洋汚染を防げ!...多くの企業で「脱プラ」が加速化している

レジ袋やストロー等のプラスチックごみによる海洋汚染の問題が契機となった「脱プラスチック」の流れ。先行してストローの使用を止めた外食チェーンなどの動きに追随し、今多くの企業での「脱プラ」が急速に進んでいます。

更新日: 2019年09月08日

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tokiokakeruさん

★生活で排出されるプラスチックごみが、世界的な問題となっている。

環境省の中央審議会で提出された資料によると、1950年以降に生産されたプラスチックは83億トン以上にのぼり、このうち63億トンが廃棄物となっている。

1950年には200万トンに過ぎなかったプラスチックが、たった67年後になんと4,150倍になり、このままのペースで生産し続けると今から約30年後の2050年には83億の4倍、340億に達すると予想している。

世界でのプラスチックリサイクル率はわずか約9%で、他は埋め立て処分や海洋投棄といった形で廃棄されている。

★特に問題視されているのが海洋への影響

国際機関である「世界経済フォーラム」がエレン・マッカーサー財団とともに発表した報告では、年間800万トンものプラスチックが海洋投棄されているという。2015年には、鼻腔にプラスチックストローが刺さったウミガメの救助映像が出回り、その痛々しい姿が話題となった。

日本での廃プラスチックのリサイクル率は84%と高水準だが、世界では年間800万トンものプラスチックが海に流れ込み、生き物や環境に被害を与えているという。

流木や海藻なら、微生物などの働きでやがては分解され、二酸化炭素や水などに戻っていきます。ですが、プラスチックは、いくら小さくなっても、分解してなくなることはありません。

ポイ捨てやゴミ処理施設へ輸送される過程で環境中に出てしまった使用済プラスチックは、雨で流され最終的に海に流れ着きます。紫外線や波の影響で劣化していったもののうち、5mm以下のサイズになったプラスチックのことをマイクロプラスチックといいます。

海岸の砂を透明な瓶に入れ、水を注いでまぜると、色とりどりの小さなプラスチックが浮かんできます。これがマイクロプラスチックです。

海洋マイクロプラスチックの実態はまだ不明な点が多いですが、世界の海の表面には5兆個が漂っているとされます。何もしないと2050年までに海に出るプラスチックの合計は約10億トンに達し、全ての魚の重さ(約8億トン)を上回るといわれています。

こうした小さなプラスチックは、水生生物が吸い込んでしまうことで生態系に悪影響を与える可能性があるとして問題となっています。

プラスチックリサイクルの課題は品質の劣化だ。混在した異物の除去がどうしても避けられず、洗浄などのプロセスで多大なコストがかかる。

★日本では2018年夏から“脱プラ”の動きが加速してきた

外食やホテルチェーンでストローの提供廃止が相次ぎ、スーパーなど小売りでもレジ袋を有料化する店が増えてきた。

スターバックスは、2020年までに、世界中の全店舗で、使い捨てのプラスチック製ストローを廃止すると発表した。その数は3万店舗で年間10億本。

ガストを運営するすかいらーくホールディングスは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに、全業態で使い捨てプラスチック製ストローの使用を廃止する

ロイヤルホールディングスは4月から、ロイヤルホスト、カウボーイ家族、シズラー、シェーキーズ、ロイヤルガーデンカフェ、リッチモンドホテルの直営306店舗において、プラスチック製ストローの提供を廃止。自然分解される植物由来のストローへと置き換える。

ただ、プラスチック製品全体の中で見ると、使い捨てストローの消費量はわずかである。現在、その深刻さが指摘されている環境汚染を抜本的に解決するためには、小売業でも脱プラの取り組みを進めることが欠かせない。

★これに続くように、多くの小売企業も脱プラへ方針転換が加速

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