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ヘーパイストスとは?

ヘーパイストス(古希: ΗΦΑΙΣΤΟΣ, Ἥφαιστος, Hēphaistos)は、ギリシア神話に登場する神である。古くは雷と火山の神であったと思われるが、後に炎と鍛冶の神とされた。オリュンポス十二神の一柱。神話ではキュクロープスらを従え、自分の工房で様々な武器や道具、宝を作っているという。その象徴は円錐形の帽子、武具、金床、金鎚、矢床である[1]。

その名前の語源は「炉」・「燃やす」という意味のギリシア語に由来するといわれているが、インド神話の火の神・ヤヴィシュタに由来するともいわれる。古くから小アジアおよびレームノス島、シチリア島における火山帯で崇拝された神といわれる。

ローマ神話ではウゥルカーヌス(Vulcānus)に相当する。あるいは、ローマ神話名を英語読みしたヴァルカン(Vulcan)や、日本語では長母音を省略してヘパイストスやヘファイストスとも呼ばれる。

彼にまつわる神話①:出生後捨てられる

彼はゼウスとヘラの間に生まれた子供とも、ゼウスがアテナをひとりで生んだのに対し、ヘラが嫉妬心からひとりで生んだ神であるとも言われていますが、いずれにしろ、彼はひどく醜く、また片脚がねじれて不自由でした。

これに怒ったヘーラーは、生まれたばかりのわが子を天から海に投げ落とした。その後、ヘーパイストスは海の女神テティスとエウリュノメーに拾われ、9年の間育てられた後、天に帰ったという[2]。ヘーパイストスはその礼として、テティスとエウリュノメーに自作の宝石を送っている。

彼にまつわる神話②:母への復讐と和解

オリュンポス十二神に加入後も母ヘラはヘパイストスを冷遇し続けました。それに我慢できなくなったヘパイストスは宝石が散りばめられた「黄金の椅子」をヘラに贈ります。ヘラは椅子の美しさに魅せられ大喜びしましたが、座った途端に椅子は彼女の身体を拘束してしまいました。贈り物はヘパイストスが仕掛けた罠だったのです。

ヘパイストスは身動きができなくなった母親に「自分を息子であると認め他の神々の前で証明してください!」と要求します。ヘラは息子のいうとおりにすると約束しましたが、ヘパイストスは母親を信じることができず拘束を解けませんでした。

ヘラを解放する条件として、神々の中で最も美しいアプロディテとの結婚を要求したと言われています。
果たして、二人は正式に結婚し、オリュンポス12神中、最も美しい女神と、最も醜い神の奇妙なカップルができあがったのでした。

彼にまつわる神話③:妻の不倫に対する復讐

夫婦となったヘパイストスとアフロディーテでしたが、その夫婦生活はとても幸せと呼べるものではありませんでした。美を司るアフロディーテは美しくない夫を嫌い、決して心を開かなかったからです。しかし、ヘパイストスは妻が冷たいのは機嫌が悪いだけに違いないと考え、夫婦関係の改善に取り組むことはありませんでした。そのため妻のアフロディーテの心はますますヘパイストスから離れ、浮気を重ねることになりました。

相手はゼウスの子で軍神のアレース(ローマ神話:マルス)。アレースは、同じ戦いの女神アテーナとよく比べられます。アテーナは守る戦い、アレースは攻める戦いです。また、アレースは乱暴者だったので人気はなかったのですが、イケメン神です。

ある日、たびたび天空から二人の不義を見ていた太陽神ヘリオスは、いたたまれずアフロディーテの密会のことを夫ヘーパイストスに告げ口しました。

ヘーパイストスは憤慨したが、すぐに妻アフロディーテに釈明を求めません。
彼はその醜さからは想像もできないほどの我慢強さを持った冷静な技術者でもあったのです。ベッドの上に透明な鎖を張りめぐらした精巧なワナをしかけたのです。

ヘパイストスは「見えない網」を寝室に仕掛け、「仕事でしばらく帰れない」と嘘をつき家を空けるフリをしました。すると、これ幸いと愛人を自宅に招き入れたアフロディーテは、裸で抱き合ったままアレスと一緒に見えない網に捕らえられてしまいます。この網は復讐のためにヘパイストスが作り上げた神器だったのです。アフロディーテは浮気の現場をあられもない姿で夫に目撃されることとなりました。

ヘパイストスは自身の神殿にオリュンポス十二神を集合させ、網に捕らえられたアフロディーテとアレスを他の神々の前でさらし者にしたのです。見せられた状況のあまりのおかしさに神々は大笑いをしそうになりましたが、この結婚を取り仕切ったのが最高位の女神ヘラであったため、笑うこともできず必死に笑いを堪えました。

彼にまつわる神話④:妻と離婚後…

アプロディーテーとの離婚後、ある時ヘパイストスは知略の女神アテナを欲望に任せて襲ってしまいます。処女を誓ったアテナは逃げて純潔を守りますが、その時ヘパイストスの体液が足に付着してしまいます。アテナは羊皮でこれを拭い地面に捨てると、その場所から「エリクトニオス」が誕生。エリクトニオスは大地から生まれた者の証とされる蛇の下半身を持って生まれました。望まない子として誕生したエリクトニオスですが、アテナはエリクトニオスを育てることを決心します。

成長したエリクトニオスはやがてアテナが守護するアテナイの王となります。また、父であるヘパイストスの指導を受けて「ギリシア戦車」も発明しています。

ヘーパイストスが作ったもの

神々の道具はすべて彼が作ったと言っても過言ではなく、ゼウスの黄金の王座、王笏、雷電、アイギスの盾、太陽の神ヘリオスの翼のついた戦車、アポロンやアルテミスの矢、デメテルの鎌形刀(ハルペー)、ヘラクレスの胸当て、アキレウスの鎧兜、ディオニュソスが妻となるべき女性アリアドネに与えた壺、など、その種類は枚挙にいとまがありません。
クレタの木を守る青銅人間タロスも彼の作品だと言われています。一説には、アテナがゼウスの頭から飛び出したのは、彼が斧で頭をかち割ったお陰だとされています(かち割ったのはプロメテウスという説もあり)。

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