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誤進入!?本当に実在する線路を走る自動車

嘘の様な本当の話です!今回は、道路と線路を走れる自動車について採り上げてみました。

更新日: 2019年09月10日

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mtmまとめさん

●優れものの自動車があった!

軌陸車(きりくしゃ)とは、軌道と道路の両方を走ることのできる車両である。一般的に、鉄道保線・電車線工事用などに使用される。

軌道と道路を両方走れるのは便利ですね!それでは、軌陸車とは一体どういったものかについて見てみましょう!

●驚きの軌陸車はこれだ!

タイヤだけでなく、線路を走れる台車がついていますね。

線路の保守管理、メンテナンスは、当然終電終了後から始発進行前の時間帯に行いますから、タイトな仕事が要求されます。その際、公道を走行できる軌陸車は、作業予定現場の踏切付近で待機することが可能であり、終電通過後、踏切から線路に入り、現場に直行するという機動力で非常に重用されています。

●何故、軌陸車が必要なのか?

通常の保線用鉄道車両は、終列車が通過して線路閉鎖が行われてから車庫を出発し、現場への移動をするという時間ロスを生じるが、この軌陸車であれば予め現場付近の踏切横などで待機しておき、線路閉鎖後にそこから入線し最小限の移動で迅速に作業を開始することが可能である。このため特に作業時間が限られる都会の大手私鉄などで重宝されている。

資材を積んだ状態で道路から直接軌道に入れるのは大きいですね。因みに、軌陸車運転手は、地方公安委員会が交付した運転免許証が必要で、鉄道工事に従事する教育を受けなければなりません。

●バリエーション豊富な軌陸車!

上に掲げた他にも軌陸車のバリエーションは存在します。そこで、軌陸車の写真を幾つか挙げてみましょう!

ドイツ製の軌陸車です。高所作業車には油圧モーター駆動式トランスミッション(HST)を装備します。

これは、クレーンも付いていますね。

他にも色々とありますが、なかなか目にしませんね。保線作業は夜に行うことが多いので、見ることが少ないのは仕方ないですね。

●では、どうやって道路←→線路と行き来するのでしょうか?

道路→線路については、比較的簡単に移れますね。これなら、使い勝手が良いのも判りますね。

●驚くことに、事業用車だけでなく旅客用車も開発されたのだ!

「軌陸車」のしくみを利用して旅客用車両も試作されていた。「デュアルモードビークル(DMV)」と呼ばれる車両で、古くは国鉄が試作車を作り、最近ではJR北海道が営業用試作車を作って、釧網本線で試験的な営業運行も行われたほか、全国各地のローカル線に貸し出された。JR北海道は正式な営業運行へ向けて努力していた。

線路を走る走行音は鉄道車両ですね。発想はユニークに見えますが・・・。

●しかし、開発には難問が立ちはだかった・・・

1999年に中型バスをベースに一度設計を起こすが車検を通りそうにもないことから計画が一度頓挫。

2002年、送迎をしている幼稚園のマイクロバスを見ながら柿沼がタイヤの間隔と狭軌の幅がほぼ一緒であることに気づきマイクロバスを種車として再度設計を再開した。

その後、鉄道総研や車メーカーに共同開発を打診するもすげなく断られ、何とかパートナーとしたのが日本除雪機製作所だった。

結果として日本除雪機製作所の持つ油圧系ノウハウが十二分に生かされ、且つ、ミニ四駆のガイドローラーを参考にした車軸合わせによってDMVが完成。

2004年に2ナンバーの車検を取得。

2007年4月には試験的営業運転を実施した。

平成19年(2007)にトヨタ自動車が協力することが決まり、三代目となる車両が製造された。

のちに3代目が改造され定員が29人に増員、3両連結による運用試験が成功したため一定以上の人員の運搬も車両増結により可能となった。

道路→線路の切り替えは、このガイドウェイを使用しました。

DMV導入に積極的な、静岡県富士市や熊本県でも試験走行が行われました。

●結局、JR北海道では断念したのであった・・・

2013年(平成25年)にDMVとは無関係に事故が多発した影響で、同年9月27日、安全性向上の優先を理由に営業線区の選定作業を中断したことが明らかになった。当時JR北海道の会長に就任していた柿沼博彦はこの重大な事故多発問題の責を問われ、会長職を退いて顧問となったがすぐにJR北海道から辞職せざるを得なくなった。2014年4月からは道都大学教授に就任し、DMV開発を直接推進できる立場ではなくなっている。

その後2014年(平成26年)3月を最後に試験運転を凍結。同年9月10日、JR北海道は安全対策と北海道新幹線に経営資源を集中させる事を理由にDMVの導入断念を発表した。更に2015年8月、JR北海道はDMV開発にこれ以上資金を投入し続けることができないとの判断から実用化自体を断念、同社としてはこの事業から撤退することになった。

●JRが断念したDMVは徳島で実用化!

、徳島県と高知県を結ぶ全長約8.5キロメートルのローカル線である阿佐東線での導入検討が進められ、11年11月にはDMVの夜間試験走行、12年2月には乗客を乗せたデモ走行が実施された。16年3月には徳島県、高知県や地元自治体などにより「阿佐東線DMV導入協議会」が設置された。安佐東線では同車両導入検討の理由を、一般の鉄道車両より運用コストが安く、観光の目玉にもなり、路線や地域の活性化につながるためとしている。
(2017-1-31)

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