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七尾線に521系投入!消え行く415系800番台の軌跡

この度、七尾線に521系電車が投入されることが発表になりました。今回は、消える運命の415系800番台車を採り上げてみました。

更新日: 2019年09月12日

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この記事は私がまとめました

mtmまとめさん

●この度、発表になった521系投入で415系800番台が置き換えられることになった

長年ご愛顧いただき現在運用している413系・415系車両を521系車両に順次置き換えます。
 地域の皆様のご期待にお応えできるようさらに安全性と快適性を備えた車両として提供いたします。

七尾線で使われている413系電車や415系電車は、2020年秋ごろから521系電車へ順次置き換えられます。導入予定の車両数は計30両(2両編成が15本)です。IRいしかわ鉄道の金沢~津幡間を含む、金沢~七尾間で運行されます。

軽快な感じですが、従来の521系と同様の室内でしょうか?

●415系電車とはどんな電車なのか?

1971年から国鉄が設計・新製した交直流両用近郊形電車。1960年から新製・投入された401系(50Hz区間用)・421系(60Hz区間用)とそれぞれの電動機変更による出力増強版の403系・423系に引き続いて交流50Hz・60Hz両用タイプとして開発された。

現在、JR西日本で800番台が、JR九州で0・100・500・1500番台が運用されている。JR東日本の415系は2016年3月のダイヤ改正をもって定期運行を終了し、JR西日本の415系800番台も2021年までに定期運行を終了する予定である。

当初は、常磐線と九州に投入されたわけですね。

1986(昭和61)年から新製されたグループで、車体を 211系近郊形直流電車と同様にステンレス製としたものである。
 機器関係は500番代を基本としているが、台車はDT50C・TR235Cとなって乗心地が改善された。客室内は平天井で、冷房吹出口がラインフロータイプとなっている。
 まずロングシート車の1500番代とセミクロスシートの1700番代が新製され、勝田と南福岡に配置された。JR発足後も増備が続き、JR東日本では1991(平成3)年に常磐線用として2階建て試作車クハ415-1901を新製、同車を組み込んだ編成には新たな区分番代としてステンレス車のサハとしては初のロングシート車サハ411-1601が登場している。
 なお、車体の青色の帯は本州向けは青20号であるのに対し、九州向けの車両は明るい青(青25号)となっている。
 クハ415-1901は2005(平成17)年7月9日ダイヤ改正で運用を離脱し、2006(平成18)年3月に廃車となった。

製造時期が長期に亘ったということで、この様なステンレス車も登場しました。九州では、今も現役です。

415系で唯一の2階建て車です。試作的な車両でしたが、現在は廃車となっています。

●では、JR西日本の800番台とは一体何ぞや?

改造車両としてはJR西日本が七尾線用に投入した車両(800番台)がある。こちらは、平成3年に七尾線電化に合わせ、特急型電車485系の交流機器をはずして113系に装備させたものである。

車両不足の関係で福知山線で暫定使用されている時の頃です。短い3両編成ですね。種車の方はどうだったのでしょうか?

しJR西日本ではコスト削減の観点から特急「北近畿」充当用福知山運転所(現:福知山電車区)配置の485系が直流区間のみの運用であったことから交流機器を抜き取って183系化する一方で、抜き取られた交流機器を車体がほぼ同一の113系に搭載して充当を計画。その結果、415系への編入改造を施工したのが本区分番台である。

福知山運転所ならびに向日町運転所(現:吹田総合車両所京都支所)に配置されていた800番台12両、網干電車区(現:網干総合車両所)ならびに日根野電車区(現・吹田総合車両所日根野支所)に配置されていた0番台21両計33両の113系に対し1990年から1991年にかけて吹田・鷹取・松任の各工場で以下の改造工事を施工した。

3両固定編成化。本系列初の制御電動車クモハ415形が誕生。

これは、種車の113系の方も見ておいた方が良いですね。

●種車の113系800番台車も改造を繰り返していたのであった!

運用効率を考慮し、4両編成のほか、113系にはこれまで存在しなかった2両編成も投入することなり、中間電動車の先頭車化改造が行われ、113系としては初の制御電動車クモハ112・113形が誕生した。1986(昭和61)年にクモハ112・113-801~814、モハ112・113-801~809、クハ111-801~818の64両が改造された。主な改造内容は、床下機器等の耐雪整備、戸閉め機械の半自動化、側引戸にレールヒータ取付のほか、制御車の台車に雪カキ器取付などが行われている。また、先頭車化改造は既に115系などで実績があり、同等の改造内容であるが、クモハ112形については新たに便所を設けた。塗色は降雪時にも判別できるように黄色5号に青20号の帯としている。

こちらも改造車だったのですね!寒地向きの改造を含めて大掛かりですね!

こちらは改造前のスタイルです。大都市圏の近郊型電車ですね。

改造前と比べると、随分印象が変わりましたね。

●113系800番台から415系800番台への改造は?

普通列車は青色が多いので異色の存在ですね。

主変圧器などの交流機器を搭載するモハ414形は、車体下面の台枠強化と屋根上パンタグラフ搭載部低屋根化、パンタグラフ搭載位置を100mm車端寄りに移動、PS16H型パンタグラフへの換装、交直切替器ならび交流遮断器などの屋根上機器設置、出力20kVA MGならびCPの撤去、交直転換器・主変圧器・主整流器などの交流機器の床下艤装を施工。
クハ415形に脈流対策としてMG・CP用リアクトルの追加取付。
車体外板は塗装の全面剥離と鋼板張替のほか、ポリウレタン樹脂塗屋根化および雨樋のFRP化を施工。
非冷房車は冷房化も同時施工。冷房車にはAU75形集中式冷房装置を車体後位寄りに搭載する試作改造車が含まれており当該車はそのままの状態で改造された。

クハ111→クハ415、モハ112→モハ414、モハ113→クモハ415となったわけですね。その他の改造箇所はどうでしょうか?

上の写真の福知山線暫定使用時に比べると様相が一変していますね。3両で一体という塗り分けです。

ハイバックのクロスシートが並んでいますね。急行「能登路」での使用を加味しているからですが、ほぼ同時期に山陽本線の115系もこの様な座席になったものがありますので、時期がズレると、こういった改造は無かったでしょう。

●113系からどのように車番が変わっていったのか?

クハ415   モハ414    クモハ415
  801     801     801
改造前クハ111-52モハ112-801クモハ113-804
           モハ112-69 モハ113-80
  802     802     802
改造前クハ111-342モハ112-12クモハ113-808
                    モハ113-160
  803     803     803
改造前クハ111-382モハ112-66クモハ113-810
                    モハ113-115
  804     804     804
改造前クハ111-351モハ112-55クモハ113-802
                   モハ113-134
     805     805     805
改造前クハ111-340モハ112-111クモハ113-801
                    モハ113-135

801~805の編成はこの様な車歴です。それでは、806号機以後の車歴はどうでしょうか。

最後までラッピング電車として残っていたC6編成

クモハ415-806[クモハ113-811]
(モハ113-145)モハ414-806[モハ112-31]クハ415-806[クハ111-339]
クモハ415-807[クモハ113-812]
(モハ113-148)モハ414-807[モハ112-30]クハ415-807[クハ111-360]
※試作冷房車
クモハ415-808[クモハ113-805]
(モハ113-163)モハ414-808[モハ112-164]クハ415-808[クハ111-338]
クモハ415-809[クモハ113-806]
(モハ113-175)モハ414-809[モハ112-168]クハ415-809[クハ111-458]
クモハ415-810[クモハ113-813]
(モハ113-219)モハ414-810[モハ112-15]
※試作冷房車クハ415-810[クハ111-417]
クモハ415-811[クモハ113-814]
(モハ113-230)モハ414-811[モハ112-18]クハ415-811[クハ111-352]

やはり複雑ですね。

C02編成に組み込まれるモハ414-802は、国鉄型電車で最古参の車両だそうです。

上の車歴にもありますように、若番車からの改造ということです。1964年7月製造ですので、今年で製造後55年です。JRの営業用車両で最も古い車両ですので、年季が入っているどころではありませんね。

●もう既に廃車になっているものがあった!

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