【解説】

語り手は両親から虐待を受けていた。
『誕生日に両親が"働きに行かず"に"家に居た"こと』ということから、語り手は虐待されていたが、誕生日は両親と一緒にいたかったのだろう。そのため、すでに死んでしまっていたが、両親が家にいたことが嬉しかった。語り手は愛されていると知ったから。これが一つ目の夢だろうか。

そして、もう一つの夢は「両親に死んでほしい」「両親から離れたい」といったところだろう。

『悲しさの中にある満足感』
夢が二つも叶い、自分を虐待していた両親が死んだことに満足感を得ている。悲しさは、両親は自分を愛していたことを知ったが、すでにこの世にいないことだろうか。

『悲しさの中にある満足感』という言葉と、二つの夢が叶ったという言葉からも、悲しみ以上の満足感を得ていることがわかる。

虐待されたからこその恨み、ということだろう。

出典意味が分かると怖い話【解説つき】 - 古傷が痛む

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