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木蘭とは?

木蘭(もくらん、繁体字: 木蘭; 簡体字: 木兰; ピン音: Mùlán; ウェード式: Mu4-lan2、ムーラン)は、中国における伝承文芸・歌謡文芸で語られた物語上の女性主人公。木蘭の姓は「花」「朱」「木」「魏」など一定していないが、京劇では「花木蘭」とされる。

老病の父に代わり、娘の木蘭が男装して従軍、異民族(主に突厥)を相手に各地を転戦し、自軍を勝利に導いて帰郷するというストーリーである。

「花木蘭」の名前が最初に登場するのは南北朝時代の北魏(A.D.386~534…鮮卑族が立てた政権)の民謡『木蘭辞』の中です。この『木蘭辞』という短い歌が後の世で脚色され劇となっていきます。

『木蘭辞』の内容

喞喞復喞喞 木蘭當戸織
不聞機杼聲 唯聞女歎息
問女何所思 問女何所憶
女亦無所思 女亦無所憶
昨夜見軍帖 可汗大點兵
軍書十二巻 卷卷有爺名
阿爺無大兒 木蘭無長兄
願爲市鞍馬 従此替爺征

「ああ、何ということかしら」木蘭は戸のそばではたを織る。はた織りの音は聞こえず、ただ娘の嘆き声が聞こえるだけ。「いったい何をそんなに考えているのかね」と娘に問うたところ、娘は「何も考えていません。昨夜、徴兵名簿を見たのだけれど、王様はたいそう兵を徴発されておりました。名簿は12巻にもなり、どの巻にも父の名前がありました。父には大きな息子がなく、私・木蘭は長兄がありません。それで、くらと馬を買って従軍して父の代わりに行きとうございます」

東市買駿馬 西市買鞍鞴
南市買轡頭 北市買長鞭
旦辭爺嬢去 暮宿黄河邊
不聞爺嬢喚女聲 但聞黄河流水鳴濺濺
旦辭黄河去 暮至黒山頭
不聞爺嬢喚女聲 但聞燕山胡騎聲啾啾
萬里赴戎機 關山度若飛
朔氣傳金柝 寒光照鐵衣
將軍百戰死 壯士十年歸

東の市場で駿馬を買い、西の市場でくらを買い、南の市場でくつわを買い、北の市場でむちを買った。朝に父母に別れを告げて去り、暮れに黄河のほとりで野宿した。父母が娘を呼ぶ声は聞こえず、ただ黄河のしぶきをあげる流れが聞こえるだけ。朝に黄河を去って、暮れに黒山のふもとに着いた。父母が娘を呼ぶ声は聞こえず、ただ燕山のえびすの馬が悲しく鳴くのが聞こえるだけ。万里のはての戦場に赴き、関所の山を苦しく越えた。北方の冷気に銅鑼と拍子木の音が響き、寒寒とした月光がよろいを照らし出す。将軍は百戦のすえに死に、雄雄しい娘は十年ののちに帰ってきた。

歸來見天子 天子坐明堂
策勲十二轉 賞賜百千強
可汗問所欲 木蘭不用尚書郎
願馳千里足 送兒還故郷

帰ってきて皇帝に謁見すると、皇帝は明堂に座り、十二階級特進の勲を与え、何千もの金を下賜した。王様が欲しいものはないかと問うたところ、木蘭は位の高い役職を欲しがらず、「千里を走る足を馳せて、私めを故郷に帰してください」と願った。

爺嬢聞女來 出郭相扶將
阿姉聞妹來 當戸理紅妝
小弟聞姉來 磨刀霍霍向豬羊
開我東閣門 坐我西閣牀
脱我戰時袍 著我舊時裳
當窗理雲鬢 對鏡帖花黄

父母は娘が帰ってきたと聞いて、街を出て互いに寄り添って出迎えた。姉は妹が帰ってきたと聞いて、戸のそばで化粧を直した。小さい弟は姉が帰ってきたと聞いて、包丁を磨いてきゃあきゃあ騒ぎながら豚・羊に向かった。自分の家の東の建物の門を開き、自分の家の西の建物の寝台に座り、自分の戦時の服を脱ぎ、自分の昔着ていた服を着た。窓に近づき髪を直し、鏡に向かって化粧をした。

出門看火伴 火伴皆驚惶
同行十二年 不知木蘭是女郎
雄兎脚撲朔 雌兎眼迷離
双兎傍地走 安能辯我是雄雌

門を出て戦友に会うと、戦友はみな仰天した。12年間いっしょにいたが、木蘭が女だとは知らなかったのである。
おすの兎は脚が前に進まず、めすの兎は眼がちらちらする。両方の兎が地面を走るのだから、どうして自分がおすなのかめすなのか区別することができようか。

史実なのか?

北魏の時代、北方民族が南下侵入を繰り返たため、北魏政権は家から一人男子を徴兵し前線へと向かわせました。花木蘭の歌はこうした時代に作られました。実話が元になっているのかもしれませんが、花木蘭についてははっきりとした歴史的資料が残されてはいません。

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