友人がバイクでこけて大怪我をしたと聞き、慌てて病院に行った。
友人の家族から話を聞くと、相当ひどい事故だったらしく、
手術は済んで命に別条は無いものの意識がまだ戻らないとのことだった。
更に全身に骨折があったとのことで、
手足を切断しなくてはいけなかったということだった。
私は友人がそれほどショックに強いほうではないことを思いだし、
やや不安になった。
友人の家族に促され病室に入った。
彼は呼吸器をつけたままベッドに寝かされ、静かに眠っているようだった。
首まですっぽり毛布がかけられていたが、
そのシルエットには在るべき手足が認められなかった。
ベッドの脇の椅子に腰を下ろし、なんとなくその顔を見ていた。
起きたときの彼が取り乱す様を想像し、切なくなった。

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