さすがに一般病棟と違うのか周りは静かだ。
家族の方も入ってくる様子が無く、
静けさに任せ、私も彼にどう接すべきなのかを色々シュミレートする。
「なったものはしょうがない・・・」ちがうな。
「強く生きろよ。アディオス!しゅたっ」ぜんぜん駄目だ。
かける言葉もない。
ふと彼が身動きした。私は彼の顔を反射的に見る。
一瞬、アレ?と不思議に思った。
彼はじっと私の顔を見ていた。
意識が戻ったのだと理解するのに時間がかかった。
言葉を出せない私に彼は口を開いた。
「○○・・・(私の名前)」
「お、おう・・・」
「おれさぁ・・・」
「・・・」
「蟲になっちゃったよ・・・」
「え?」

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