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A Sports Car Like No Other「RX-8(SE3P)」

デイトナ24時間レースでクラス優勝したマツダの名車「RX-8」を紹介します!

更新日: 2019年10月29日

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WLM64さん

A Sports Car Like No Other

1999年10月23日
東京モーターショーでコンセプトカー「RX-EVOLV(エボルブ)」を出品。

2001年1月
デトロイト・ショーで「RX-8」と名付けられた車が最初に発表される。外観はRX-EVOLVの流れを引き継いでいた。
2001年10月
第35回東京モーターショーでの発表。デトロイト・ショーの時のスタイルが若干変更された。
2003年1月7日
北米国際自動車ショーで市販モデル発表。

2003年1月10日
東京オートサロンで量産型が出展。右ハンドル仕様。
2003年1月29日
エンジンの生産開始。
2003年2月17日
宇品第1工場で生産開始。
2003年4月9日
発表(販売開始は同年5月)。

ロータリーエンジン

搭載エンジンは『ロータリーエンジン』である。自然吸気(NA)とされ、排気ポートは市販ロータリーエンジンでは初となるサイド排気ポートを採用した。これによって「RENESIS RE」はオーバーラップ0とすることが可能となり、従来のロータリーエンジンと比較して燃費も向上しており、低速トルクも改善されている。吸気ポートは、6ポートのエンジンと4ポートのエンジンの2種類が設定され、6ポートのエンジンのレブリミットは9,000rpm(タイプS)という高回転型ユニットとなっている。ターボチャージャーを廃したことで、伸びやかでストレスなくレブリミットまで回転する、よりロータリーエンジンの旨みを引き出したエンジンとなった。このエンジンの基となったものが、コンセプトカー「RX-01」(1995年東京モーターショー展示車)にも搭載されている。イギリスの「エンジン・テクノロジー・インターナショナル」が主催する「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2003」を、過去最高の審査員50人中44人の得票を得て受賞した。

エンジンの最高出力は、カタログデータで標準モデル(5速MT/4速AT)が210PS、TYPE-E(6速AT)は215PS、TYPE-S(6速MT)250PS(以上マイナーチェンジ前の数値)である。マイナーチェンジ前の210PSモデルは吸気ポートが4つであり、215PS、250PSのモデルは6PI(吸気ポートが6つ)であるが、マイナーチェンジ後に全て6PIで統一された。また後期型はハイパワー版が250PSから235PSに修正されている。この理由はレギュラーガソリンへの適合のためとされているが、より実測出力値に近い数値に合わせたともいわれている。ロータリーエンジン搭載車としては、初めて電子スロットルを採用し、各種走行安定装置(電子制御)も導入されたモデルである。なお、メーカーによる慣らし運転推奨車種(取扱説明書に記載)となっている。

フリースタイルドア

RX-7の後部座席は、乗員の長距離移動には不向きだったが、RX-8ではアメリカ合衆国などの保険の関係により4ドアがフォード側の絶対条件であったため、大人4人が乗れるパッケージが求められた。しかし、4ドアにすると車体が大きくなり重量も増し、ロータリースポーツの旨みである「軽快さ」がスポイルされてしまうので、前後ドアが観音開きになる「フリースタイルドア」を採用した。後部ドアのアウターパネルは、軽量化のためにアルミ製とされた。後部ドアには、ピラーと呼ばれるボディーの上下を結ぶ骨組みが組み込まれたビルトインピラーを他社に先駆け採用した。これによって開口部拡大による車体の剛性低下を防いでいる。後部ドアのドアノブは室内側にのみ存在し、前部ドアが開くことによって初めて開閉が可能となり、前部ドアが後部ドアをロックする役割も兼ね備えている。後部座席への乗り降りには、フロント側のドアを先に開ける事が必須条件になっている。前席のシートベルトは後部ドアに取り付けてある為、後部座席へ乗り降りするためには、前席搭乗者のシートベルトも着脱する必要がある。

マイナーチェンジ

2008年3月10日、マイナーチェンジされた。価格帯は215ps・5MTの260万円から、新たに追加された「タイプRS」の315万円までとなった。このタイプRSには、ウレタン充填フロントクロスメンバー、専用19インチタイヤ、ビルシュタイン社製ダンパー、レカロ社製シート、専用エンジンアンダーカバー、リヤスポイラーなどが標準装備された。

外装
前後バンパーの形状変更、左右のフロントフェンダーの形状変更、ライトの形状変更。リアコンビネーションランプをLED式に変更。リアの「Mazda」エンブレムを省略。バンパーの変更により全長は35mm長くなった。Cd値の改善。ヘッドライトの変更(サイドマーカーと一体化)。

内装
デジタル表示スピードメーター一体型のタコメーターには「可変レッドゾーンシステム」が採用され、水温が上昇するまでエンジン回転領域が3段階で表示されるようになった。ステアリングやセンターコンソールのデザイン変更。純正HDDナビ変更。センターコンソールに音声入力端子設置。シートもサイドサポート部分などの細かな変更が行われた。

エンジン・駆動系
すべてのエンジンが6ポート(6PI)となり、4ポートのエンジンは廃止された。中低速トルクの向上が図られた。カタログ記載の最高出力が250PSから235PS(ハイパワーモデル)に変更された。ノックセンサーの数が増やされ、燃料マップの変更により、レギュラーガソリンを使用してしまった時の対応範囲が拡大した。燃焼室へのメタリングポンプによるオイル供給も、インジェクターが2本から3本に増設され制御も機械式から電磁式に変更され、細かく制御されるようになった。真冬と冷間時の始動性改善も改善された。マイナーチェンジ前の日本国内販売RX-8はシングルオイルクーラーのみであったが、マイナーチェンジによりタイプRSなどの上級グレードにツインオイルクーラーが設定された。触媒とマフラーが変更された。オイルフィルターの位置がバルクヘッド近くのエンジン上面から、エンジン下面に移動された。ウオーターポンプも変更。デフケースの冷却フィンの追加。オイルパンの形状変更。6速ミッションがアイシン製から自社製となり耐久性が向上した。カーボン製シンクロの採用。6速モデルはギヤ比も見直しも行われた。

サスペンション・ホイール・その他
サスペンションジオメトリーが変更された。具体的にはリアサスペンションアームの取り付け位置が変更され、バネレートも高められた。併せてフロント側はバルクヘッド部分にも固定部分を持つ3点支持タワーバーの採用でねじり剛性をアップすると同時にスプリング・レートを高めている。ブッシュ・スタビライザーも変更を受けた。スタンダードモデルは16インチホイールから新デザインの17インチホイールとなった。タイプSも新デザインの18インチホイールを採用した。電動パワステもソフトウェアのパラメータを変更し、以前より優れた操舵感を手に入れた。助手席インパネメンバー接合強化でステアリングマウント部の剛性感を向上。さらにドア開口部の接合強化やサスペンション取り付け部の板厚アップによって車体の剛性をアップ。オイルパン下部に金属製アンダーパネルを装着して整流効果を改善した。またフロントタイヤ前部に装着されたディフレクターを大型化した。新設計の燃料タンクとなり、タンクの容量が増加するとともに、タンクのセンタートンネル部分に遮熱材が追加された。

RX-8 「HYDROGEN RE」

水素ロータリーエンジン「HYDROGEN RE」を搭載した水素型RX-8「ハイドロジェンRE」が開発されている。ロータリーエンジンはローターハウジング内で吸気、圧縮、爆発、排気の行程が異なる場所で行われるため早期着火によるバックファイヤが起きにくく、水素燃料などのガス燃料を使用するのに適しているとされる。ただし出力が110馬力と低く、水素だけで走行できる航続距離も150kmと短いため、スイッチ一つでガソリンと水素を切り替えて使用できるバイフューエル仕様となっている。2006年、広島県・山口県・岩谷産業・出光興産に計8台を貸与して公道試験走行が行われた。2009年からはノルウェーのHyNorプロジェクトに参加、30台を納入し、広島市にも導入された。

モータースポーツ

スーパー耐久にて、一部プライベーターチームによりレースに投入されたが燃費が悪くよい結果は残せず短期間の参戦に終わった。
マツダが、アマチュア向きに「RX-8パーティレース」というワンメイクレースを開催していた。改造範囲は限定され、専用のロールバーなども発売されていた。レースの運営は、マツダではなく専業業者が行ったが、現在では終了している。
D1グランプリにて、FD3Sのエンジンに換装されたマシンが出走している。
2008年3月と2010年1月アメリカにおいて デイトナ24時間レースで 3ローターNAを搭載したRX-8がクラス優勝している。
MAZDA-USAでは、20Bペリポートエンジンを搭載したRX-8が、レース用としてコンプリート販売されている。
JAF全日本ジムカーナ選手権で川北忠選手のRX-8 typeS(平成15年式)が2010年度SA1クラスにてシリーズチャンピオンを獲得している。

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