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この記事は私がまとめました

2年前の初夏に起きた福岡県小郡市の現職警察官中田充さんの初公判です。現職警察官による母子殺害も衝撃でしたが、現職警察官の殺人事件はままあるも(大阪の水さんとか)被害者複数は本件が日本の警察史上初と言われています。福岡地裁では傍聴券を求めて長蛇の列となるでしょう。私見を交えて論じていきます。

現在あっている裁判の経過は 福岡県警察官中田充氏の母子殺害事件②主に公判記録と傍聴記(弁護人は大物⁉今後日程有 をご覧ください。

事件概要

2017年6月6日

午前7時前に職場に出勤した中田容疑者の元へ、8時半頃、2人の子供が通学している小学校の担任から、「登校していない」との連絡が入ったという。中田容疑者はこれを受け、すぐに近所に住む妻の姉に電話。家の様子を見に行くように指示した。
 「その後、中田容疑者は偽装のためか由紀子さんの携帯電話に4度電話を入れ、3度は誰も出ず、4度目に出た姉から『妹が無理心中したようだ』と伝えられている。中田容疑者がそれを上司に伝えそのまま処理に入ったことで、当初は無理心中の可能性が強いと見て捜査が始まったのです」

家に捜査員が駆けつけた際には、1階台所に頭髪が半分ほど焼け焦げた状態の由紀子さんが仰向けで倒れていた。そばには燃えかけの練炭が置かれた上、周囲に油が撒かれ、室内には燻った煙が充満していたという。一方、2人の子供は2階の寝室のベッドでうつ伏せになり息絶えていた。

【裏情報】焼け焦げた部屋はそのままで、自宅は競売にかけられました。(写真付きでした)

事件発生当初、県警は「無理心中」の見立てで、由紀子さんの姉が「妹が自殺している」と110番通報した、と発表した。が、実際には充容疑者が110番通報に対応する通信指令課勤務だったことを逆手に取り、携帯電話で姉から遺体を発見した旨を伝えられたことを「姉から自殺しているとの110番通報」と虚偽報告した。
「由紀子の姉は遺体を発見して、携帯でダンナ(充容疑者)と話した時に『死んどうごたる』と言っただけ。『自殺した』なんて言ってない。そこでダンナは『自分が警察に連絡する』と言ったんです。なのに報道では『姉が自殺と通報した』となっていた。この間違いのせいで、姉とダンナが最初から繋がっていたのではないかとまで言われてしまった。すぐに取り消してくれと頼んだのですが、県警は『取り消せない』と拒み続けたんだから」

110番通報に対応する通信指令課勤務だったことを逆手に取れたのは?だがその背景

中田容疑者が県警本部に就いたのは、昨年の8月だった。福岡県内の私立大学卒業後、警察学校を経て'02年10月に任官後は、県警管内警察暑の地域部門勤務が長く、交番勤務や自動車警ら隊に就いていたという。最近では久留米市や筑後市などの警察署を転々とし、現在の県警本部通信指令課へ転勤した。同課は110番通報を受けつける部署で、「可もなく不可もない普通の勤務ぶりだった」

OB飛松五男氏

・“本部へ異動”は表向きは栄転です

 通信指令課の主な仕事は110番通報の受理
 30代後半の働き盛りの警察官が内勤勤務に異動となったのは何か深い事情があるはずです

 充容疑者がトラブルを抱えていることを察知し県警本部は目の届く場所で監視下に置こうとしたのかもしれません

事件の背景① 中田充さんの転勤癖

妻・由紀子さんは
仕事で人間関係がうまくいかずすぐ異動願いを出してしまうと言っていたという
この10年間で5回転勤←海外・全国転勤のキャリア官僚なみ
家を買ったことに福岡県警本部まで1時間と通勤時間に充容疑者は不満

「本来であれば本庁への転勤は栄転です。しかし、周辺関係者によれば、中田容疑者は“転勤願い魔”として有名で、この10年ほどの間に5回も願い出て、転勤していたという。しかし、転勤先では毎回のように人間関係を巡っていざこざを起こし、また転勤願いを出すという繰り返しだった。そんなことから昨年8月の異動は、県警本部の監視下に置くという意味合いが強かったようなのです」(地元記者)

 由紀子さんも前任地の筑後市で近所の人に、「お父さんの転勤には必ずついて行く家族なんです」と冗談交じりに語っていたという。

【私見】転勤願いを繰り返すことはそんなに悪いことなのか?

本件は、子供さんが小さいことから、
・子供のためには根を下ろして落ち着いた環境で育てたい
・転校を繰り返させたくない
・長く付き合える友達を作ってほしい
等と奥様が考えることは至極まっとうで、奥様が「職場に人間関係はつきもの。ご主人には、我慢を覚えてほしい」と思うことは無理からぬ話ではありません。

ただ、見方を変えてみると、
・ストレスを抱えすぎて、かといって家族を養うことの責任感から、今の環境を変える行動をとれずに自殺してしまう父
・「部署移動」ではなく「組織」が嫌になって転職。当然年収は下がる。嫌になったら転職、の負のスパイラル。
・ストレスから酒、違法薬物、わいせつ犯罪に走って実名報道されて最悪懲戒免職。
になるぐらいなら、
部署移動を繰り返すのは最善というかましな気がするのです。

民間企業の転職でも、
「まずは今の会社で部署異動を願い出て踏ん張れないか、そうすれば違う発見もあるかもしれないし、転職回数は増やさない方がいい。それでもどうしてもダメなら会社を変えること」と
転職エージェントは指導しますし、リクルート等が書いている記事にもそうあります。

中田充さんのケースに当てはめると、「人間関係を巡って自ら」とありますが、
人間どこかしら気が合う「奴」は現れますし。
※人間関係が苦手な方は、「知人」レベルを増やすのは難しい面がありますが、深く気の合う「奴」に出会えれば絆は深いものとなります。

そして、「人間関係を巡って自ら転勤を願い出て」も降職、降級することはまずありませんし、
大きな出世は目指せなくても年齢給によって毎年昇給はしていく。

新人を受け入れる部署は、新任管理職でもない限りコアな業務はまず渡さずに、簡易な業務からやらせてみてその新人の力量や適性を見極める。そうなると、過大なプレッシャー、責任、「彼じゃないと分からない」と属人的な業務は渡されないから、ワーク&ライフバランスは実現しやすくなる。

また、住む場所を変えることは気持ちを心機一転させる効能もあります。

そうすると、転勤願いを繰り返すこと、しかも組織がその願いを受け入れているのですから、そんなに悪いことではないと思うのです。

子供の定住を考えるなら、別居なり離婚して充さんは県内を転々として養育費用を送金するとか方法があったのでは?
二重生活になる為、同居に比べて可処分所得は減少するでしょうが、
それでも事務職の公務員、民間企業、全国全業種の平均年収を上回る生活は可能だと考えます。

【私見】人間関係が原因

「人間関係を巡っていざこざ」とあるが、
・中田充さんが我が強すぎていざこざ 
・逆に、どこにいってもいじられるタイプ(そうであるならば、この仕事が向いていない)

と言う記事は見当たらず、現職からもそういった情報はありません。
(むしろ、「大人しいけどいいやつ」というインタビュー有)
となると、本人の考えすぎなのかなぁと。

ただ、転勤願いは、民間企業の中でも人事面の意識が高い会社は「所属部署を通さずに希望を出せる、公募制に応募する」等ありますが、
警察の場合所属部署長らのハンコは必要です。
となると、どの部署でも引き止められずに転々としてしまったのかなぁと。

元警視庁の警視・江藤史郎氏によると、中田充の転属数は異常であり、一般企業と同じく(普通は)一生に一回くらいとのこと

【私見】これ↑は今の時代ないでしょう。

大体4,5年に1回は異動しているでしょう。

確かに、福岡の場合
・定年退職後、暴力団に銃撃された元警部は30年近く暴力団担当
・久留米で定年まで白バイに乗っていた方は20年近く現職
と言った例はありますが、

テレビで紹介されるくらい有名な方
・博多駅の鉄道警察隊で毎朝博多駅で挨拶をされていた方→出世して異動
・徳島のリーゼント刑事→科捜研の鑑識部署に異動
でも異動されますから。

部活の強豪校の顧問の先生なんかでも一昔前は異動が無く、校長より影の権限が…なんてありましたが、今は異動しています。

「しかし、さすがに“定住”への願望が強くなったようで、2年前に由紀子さん主導で姉、そして母親の家とも近い現在の家を、ローンを組み2100万円で購入したといいます」(同)
 転勤癖のある中田容疑者にしてみれば、そのような状況に強い抵抗感を抱いていたのか。夫婦を知る人物によれば「特に最近はケンカが絶えなかったようだ」という。

ひとまず、奥様としては転勤癖が受け入れがたく、更に

事件の背景② 警部補への昇任試験に不合格 が続いた

事件の前日に警部補への昇任試験に不合格になっていたことを明かされた(試験は3次まで中田充は2次で失敗)。

実は犯行動機にも県警が“関与”していた可能性がある。前出の伯父が証言する。
「謝罪に来た県警が話すには、犯行前日に昇任試験の合格発表があり、不合格だったことを知ったらしい。犯行に関係があるのではないかと話していた」

関与って言い方は県警に失礼でしょう。公正な試験で落ちたわけですし。
奥様が転勤癖に怒っているから出世させてあげよう、年も年だから出世させてあげようとはいかないでしょう。
むしろ、度重なる転勤願いに応じてあげてきたのだから、働きやすい組織だと思う。

福岡県警では、早い人でだいたい30歳、遅くても40歳までには警部補に昇進する。巡査部長だった中田容疑者も、これまで何度も昇進試験を受けていたが不合格だった。

【私見】これ↑はないでしょう。

早い人で30代で警部補に昇進(正しくは昇任)する ことはあっても、
遅くても40歳までには は誤りかと。

ピラミッド型の組織ですから、登っていける定員は決まっているわけで。

民間企業でいう「彼もいい年なので係長に、課長に」は警察では「巡査長」が該当するわけで。

子供の将来を心配する由紀子さんは早く昇進して欲しかったようで、不合格になるたびに中田容疑者に詰め寄り、それがまたケンカの原因になっていたようです。

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