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三太郎の日記 愛とは他から奪うことではなく、自己を他に与えることである

私が日本に生まれたことをありがたく思う多くの理由のうち、まず初めに浮かぶ理由の一つは、真夏の夜の淫夢を母国語で観れるということである。

更新日: 2019年11月07日

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愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!!(サウザー様)

koitate2016さん

山形県出身の哲学者の阿部次郎が書いた日記です。
阿部次郎の東京帝国大学の卒業論文は、バールーフ・デ・スピノザについてです。
1914年に『三太郎の日記』を発表し、一躍ベストセラーになりました。
三太郎という、架空の人物が書いた日記です。
kissingではなく、着っ寝具ではなく、ジョージ・ギッシングの『ヘンリー・ライクロフトの私記』と被る。
青空文庫にありますので、時間が空いた時にでも、読んでどうぞ。
今読むと、ふっると思われると思います。
古いですか、では新しいのを……さっきと同じやん!田中眞紀子です。

先人の俤照らす冬紅葉  #俳句 #三太郎の日記 #阿部次郎 「三太郎の小径」を歩いたら、きれいな紅葉が昨夜来の雨に濡れて輝いていた。『三太郎の日記』は大学に入ったとき、下宿の同室の友人に薦められて読み始めたが、途中で挫折した。先人の道を追うのも難しい。 ここの紅葉の写真を何枚か。 pic.twitter.com/PrsWgvUKN0

獨創を誇るは多くの場合に於いて最も惡き意味に於ける無學者の一人よがりである。古人及び今人の思想と生活とに對して廣き知識と深き理解と公平なる同情とを有する者は、到る處に自己に類似して而も自己を凌駕する思想と生活とに逢着するが故に、廉價なる獨創の誇を振翳さない。古人及び今人に美しき先蹤あるを知らずして、古き思想を新しき獨創として誇説する無學者の姿程醜くも慘ましくも滑稽なるものは尠い。

出典『三太郎の日記』阿部次郎

生きる爲の職業は魂の生活と一致するものを選ぶことを第一とする。然らざれば全然魂と關係のないことを選んで、職業の量を極小に制限することが賢い方法である。魂を弄び、魂を汚し、魂を賣り、魂を墮落させる職業は最も恐ろしい。
俺は牧師となることを恐れ、教育家となることを恐れ、通俗小説家となることを恐れる。

出典『三太郎の日記』阿部次郎

沈潛のこゝろを解せむと欲するものは、「神聖なる無意識」の前に跪くことを知らなければならぬ。

出典『三太郎の日記』阿部次郎

天才は凡人に比して遙かに偉大なる事に堪へる。故にその用に就いて云へば凡人が天才の下位にあることは勿論である。從つて社會的又は人文史的見地より見る時、天才が殆んど一切なるに反して、凡人は殆んど零に近いのは止むを得ない。

出典『三太郎の日記』阿部次郎

凡ての優れたる人は自分の師である。如何に多くの人の影響を受けても、綜合の核が自分である限り、自分の思想は遂に自分自身の思想である。

出典『三太郎の日記』阿部次郎

自分がこの覺え書を書くのは主張するためではなくて整理するためである。新しき眞理を發見するためではなくて、古き眞理を一層明瞭に把握するためである。

出典『三太郎の日記』阿部次郎

奉仕とは「己れ」を捨てて「己れ」ならぬもののために盡すことである。服從とは「己れ」を捨てて「己れ」ならぬものの意志に從ふことである。奉仕も服從も、共に「己れ」の否定を意味する點に於いて共通なるものを持つてゐるが故に、我等は往々この兩者を混同して、あらゆる場合にその對象の意志に服從することを以つて、その對象に奉仕する所以の途であると思惟する。

出典『三太郎の日記』阿部次郎

知り合いからもらった本に書いてあった ワイも前から探していた『三太郎の日記』を彼の本棚で見つけたときは羨ましいと思ったが「くれる」というのでしめた!!と思った 買うと古本で2000~3000円くらいはする pic.twitter.com/DHxxRjyZi4

続いての本は、思うところあって阿部次郎『新版 合本 三太郎の日記』(角川選書)へ。 この大正教養主義の薫りがたまらなくいい。 pic.twitter.com/f8fw0Uu9I1

宮崎駿が映画化するという『君たちはどう生きるか』ではなく阿部次郎の『三太郎の日記』ほかの著作が入荷しております。なんかぜんぜん関係ないような気もするんですが、なんとなく似たようなものという印象から便乗しようと思いまして。 pic.twitter.com/ob3GyhN4Fk

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