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【明治の薫りがする作品】あめりか物語・ふらんす物語

第一次大戦前夜の、激動が産声をあげている時代の、空気を感じる。・・・いや、無理にかっこいい言葉を、使わなくていいですから。

更新日: 2019年11月08日

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エッフェル塔は見たくないから、エッフェル塔に住もう。

koitate2016さん

日本の作家、永井荷風の有名作品です。
あめりか、ふらんすを訪れた自らの体験をモデルにしています。
現在は、楽にあめりか、ふらんすに行けますが、当時はなかなか難しかった。
本作が発表された当初は、あまりにも?過激な内容から、発禁となりました。
あめりか物語は、グーテンベルク・プロジェクトで、日本語で読むことが出来ます。
ふらんす物語は、各自、購入して、読んでどうぞ。

誰に限らず未知の二人が寄合つて、幾分なりとも互に思想の一致を見出した時ほど、愉快な事は恐らくあるまい。それと同時に又此れ程相互の感情を親密にさせるものも他にはあるまい。

出典『あめりか物語』永井荷風

春来れば花咲き鳥歌う田園とは事変わり、石と鉄、煉瓦とアスパルトで築上げられた紐育

出典『あめりか物語』永井荷風

夢、醉、幻、これが吾等の生命である。吾々は絶えず、戀を思ひ、成功を夢みて居ながら、然し、それ等の實現されることを望んで居るのではない。

出典『あめりか物語』永井荷風

牢獄の中の囚人は一番の聖人です。彼等は牢獄の中に居る間は何一つ惡い事はしません。

出典『あめりか物語』永井荷風

#読了 永井荷風『あめりか物語』 荷風が24歳(明36)のときから4年間、アメリカに遊学した経験から書かれた短編が収められている。 ぼくが読んだ明治期の作品の中では非常に読みやすい方で、また、題材も新鮮なものが多いため、読み物としてとても楽しめるものだった。 pic.twitter.com/FQ7qS2rQLT

先日から永井荷風の『あめりか物語』読んでる。太宰の『女生徒』の中で主人公の女生徒ちゃんが「永井荷風『濹東綺譚』はところどころ作者の気取りが目につく」って言ってて、僕も割とそれに同意なのだけど、『あめりか物語』はただ見たもの聞いたことをシンプルに書いた、という具合でとても面白い。

「本書は…もっぱら経済金融面に着目して『斷腸亭』の隠された一面に光を当てようとする、個性的な読解の試みである。/じっさい『あめりか物語』で華々しく文壇にデビューする以前の荷風が、れっきとした銀行員だったという事実は忘れられがちである。」堀江敏幸氏 allreviews.jp/review/2590

人間の最大不幸は、その成功を意識した瞬間から始まる。

出典『ふらんす物語』永井荷風

僕は絶望の悲みと云う事があるならば、成功にも又特種の悲みがあると思う。

出典『ふらんす物語』永井荷風

精神上の嫉妬は相手を殺せば済む。肉体だけの嫉妬は自分の妄想を包む自分の身を砕き滅してしまうまで止む事がない。

出典『ふらんす物語』永井荷風

先々週の体調不良からようやく復活。昨日は前から行きたかったここへ。 特別展の「荷風生誕140年・没後60年記念 永井荷風と鴎外」も見たくて。 刊行直後に発売禁止となった永井荷風の「ふらんす物語」。そして「あめりか物語」の初版本を並べた展示は貴重らしく10日までだそうです! #森鴎外記念館 pic.twitter.com/7TjB3L0NIP

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