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平成の日本車は凄かった!名車10選! その21

平成の名車をまとめました!!

更新日: 2019年11月10日

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WLM64さん

マツダ・デミオ(DW系)(平成8年)

1990年代当時のマツダは、いわゆる「クロノスの悲劇」で経営危機に陥っていた。

この危機的状況を立て直すための量販車種として、当時のミニバンブームへ追随する形で既存のコンポーネントを活用し、短期間で開発・市場投入されたのがこの初代「デミオ」である。全長をコンパクトカーの範疇に留めながら、2列座席で荷室を広く採ったシンプルな小型ワゴンである。ミニバンブームの渦中で、機械式駐車場(全高1,550mmまで)に入れない高さのモデルが続出して実用上問題になっていたことから、車高は機械式駐車場に入るぎりぎりに設定された。シートはフルフラット化が可能で、荷室拡大時には同車のクラスを超えた収容力があり、コンパクトカーの中でもスペースと実用性の確保を最大限追求することが設計の主軸となっている。

構造・スタイルとも機能的な「道具」に徹した、一種素っ気ないくらいの実直さがバブル崩壊後の世相にマッチし、直接競合するクラスの大衆車に限らず上級車や軽自動車からもユーザーが移行するなど、市場における幅広い層の支持を得た。自動車ジャーナリストにも好意的に受け止められ、日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞、およびRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。マツダはこの初代デミオのヒットによって経営危機を辛くも脱し、デミオは「マツダの救世主」「(1990年代における)マツダのカンフル剤」「神風」とも評された。

短期間、低コストで開発されたため、ベースにはフォード・フェスティバ、およびオートザム・レビューのプラットフォームの系統である既存形のマツダ・DWプラットフォームを使用した。なお当初はレビューの後継車種として企画開発されていた。原設計は極めて古いものであったものの、操縦安定性は念入りにチューニングとテストが繰り返されており、結果としてレスポンスの良いハンドリングを実現している。エンジンはレビューおよび2代目フォード・フェスティバ同様、1,300ccSOHC16バルブエンジンと1,500ccSOHC16バルブエンジンを搭載する。ただし、燃料供給は電子制御キャブレターから、EGI(電子制御燃料噴射装置)へ改良されており、1,300ccはネット83馬力、1,500ccはネット100馬力に向上していた。駆動方式は前輪駆動のみで、トランスミッションは、5速MTと、1.5L車に電子制御式4速AT、1.3L車は当初3速ATの設定で、これらもフェスティバ、レビューと同様である。1.5L車は「GL」から始まる2グレード、1.3L車は「L」から始まる4グレードで発表され、全てのグレードでMTとATが選べた。

当初、バックドアにはキーシリンダーやアウタードアハンドルがなく、開けるためには運転席脇のレバーを操作するしかなかった。これは、販売価格を抑えるため大半のグレードに集中ドアロックが設定されなかったことから、多くの他車種と同様、バックドアのロック忘れを防ぐためにこのような設計となっていた。のちにキーシリンダー付きの押しボタン式オープナーが装備され、車外からバックドアを開けられる変更となり、運転席脇のレバーは廃止された。

車体形状は「自由形ワゴン」と称する「小型ステーションワゴン」で、販売当初は「新ジャンルワゴン」としていた。「小さく見えて、大きく乗れる デミオ」や、「SMALL & BIG」のキャッチコピーも付けられていた。また、自動車検査証に記載される車体形状は「ステーションワゴン」となっている。通常、マーチ等のコンパクトなハッチバック車の登録は「箱型」であり、このことからも、荷室の収容力を強く意識したモデルであることがわかる。

日産・キューブ(Z10)(平成10年)

1997年10月 - 東京モーターショーに参考出品車としてマーチをベースにしたハイトワゴン「キューブ」を発表。バックドアにガラスハッチを採用し、当時日産が積極的に導入していたゾーンボディ(衝突安全ボディ)を採用した。またハンドルは前期型の4本スポーク、中期型の3本スポークはもともと日産・180SXに装着されていたものを使用している。
1998年
2月3日 - Z10型発売。前期型(型式GF-Z10)。グレードは廉価版の「F」、標準タイプの「S」、装備を充実させた「X」、オーテックジャパンがプロデュースするドレスアップモデル「ライダー」の4種類。「ライダー」を除く全車にプレセアを彷彿させるブルーライトメーターを装備していた。CM出演者は草野仁と河相我聞。キャッチコピーは「アソブ、ハコブ、キューブ。つまり、コンパクトでハイトなワゴン。」。
10月 - 1月の生産開始から約10か月で生産累計台数が10万台を突破。
12月25日 - オーテックジャパンの手による期間限定特別仕様車「イエローバージョン」を発売(カラーがモーターショーでのモデルと同じライトニングイエロー)。

1999年
4月22日 - オーテックジャパンの手による特別仕様車「プレミアム」を設定。本皮シートを採用し、フロントグリルやフルホイールカバーなどにはライトゴールド色を配した。テールゲートに貼り付けてあるステッカーは通常モデルとは異なり、「CUBE」が異様に小さなサイズに変更された。
11月9日 - マイナーチェンジにより中期型(型式GH-AZ10)とも言われる。外装は前期と同じだが搭載ミッションのうち、N-CVTがハイパーCVTに変わり、クリープ機能を搭載。(ステアマティックを持つ「ハイパーCVT-M6」も設定)。四輪駆動車が追加されたほか(型式GH-ANZ10)、搭載エンジンが前期から74ccアップのCGA3DE型1348ccに変更された。「ライダー」はさらに車体色にホワイトを追加(それまではブラックとシルバーのみだった)、「プレミアム」も一部変更。その他メーター(3連から2連に)、ハンドル(4本スポークから3本スポークへ)の変更や、ハッチガラスの開スイッチを運転席下に追加、キーレスエントリーのリモコンがキューブの車体を模した3ボタン(開・閉・ハッチ)のデザインに変更されている。

2000年
5月9日 - 特別仕様車「Sリミテッド」を発売。スケルトンオーディオ、スケルトンタイプマルチリモートエントリーシステム、プライバシーガラスなどを装備した。
6月6日 - 特別仕様車「NAVIエディション」を設定。
9月4日 - マイナーチェンジ、後期型(型式TA-AZ10)。フロント・リアバンパー、ラジエーターグリルのデザインを変更したほか、大型2段ヘッドランプなどを採用し、リヤシートにスライド機能を追加するなど内外装を一部変更し、前・中期型にあったハイマウントストップランプは廃止。4人乗りから5人乗りへ乗車定員を変更。また、オーテックジャパンの手による丸型ヘッドランプが特徴の特別仕様車「スクエア」を設定。

スズキ・ワゴンRワイド(MA61S/MB61S型)(平成9年)

1997年2月 - 「ワゴンRワイド」として発売。ベースは初代ワゴンR。エンジンは全て1,000ccのK10A型を搭載しており、自然吸気仕様とリッターあたり100psを誇るインタークーラーターボ仕様がある。内装は専用品を用いておりワゴンRと違い2DINオーディオや蛍光管デジタルクロックが装備可能。
6月 - 4WD車にAT車を追加設定。
1998年5月17日 - マイナーチェンジ。フロントグリルとフロントバンパーのデザイン変更、機能面強化の為の装備の充実。また、スポーティーな外装と1.0インタークーラーターボエンジンを搭載する新グレード「XR」を追加。
6月4日 - 「XL」をベースに、液晶テレビやアルミホイールを装備した特別仕様車「XLリミテッド」、「XZ」をベースにオーディオを装備した特別仕様車「XZリミテッド」を発売。なお、ベースとなったワゴンRは同年10月にモデルチェンジされたがワゴンRワイドはその後半年ほど販売が継続された。

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