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古寺巡礼 真に勇気あり力ある者は、恐ろしい真実を見つめるとともに、それに堪える道を知っている。

人類の教師たり得るような智慧の深さや人格の偉大さは、大衆の眼につきやすいものではないのである。

更新日: 2019年11月10日

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私にはそんな勇気はないです。ほもびでおに出演する勇気もないです。

koitate2016さん

日本の哲学者、和辻哲郎の作品です。
日本美術を題材にしています。
青空文庫にありますので、良かったら読んでどうぞ。
和辻哲郎は、後にイタリアに旅行し、伊太利亜古寺巡礼を執筆しています。

3年前、建築見学の余興で和辻哲郎『古寺巡礼』、三島由紀夫『暁の寺』、太田博太郎のなにか、の寺院建築描写を読み比べてみたら、学生たちはどん引きであった(これで大学退職が早まった?)。和辻は西洋思想そのままなので、西洋人への日本文化紹介としてわかりやすい。和辻v.s.三島は超絶面白い。

春惜むおんすがたこそとこしなへ (水原秋桜子) 昭和2年、36歳の秋桜子は、和辻哲郎の『古寺巡礼』にひかれて奈良を旅し、百済観音と出会います。その時の感動は、帰京後も秋桜子を捉え続けました。「私はどうしてもこれを俳句に詠まなければだめだと思った」。そして、この1句が生まれたのです。

奈良旅行へ。どうせ旅行に本を持っていっても満足に読めないことを学習したので、今回は斎藤茂吉『万葉秀歌』、和辻哲郎『古寺巡礼』、瀧波貞子『持統天皇』の三冊だけ。

今に於ても大和と古美術といふ話になるとみなこの本[和辻哲郎『古寺巡礼』]の亜流のやうな気がする。佐々木恆淸先生も小島貞三翁もその著述をただ案内記と云つた、謙虚なたてまへだつた。それらがどんな重要なことに夥しくふれてゐるか 奈良てびき/保田與重郎

和辻哲郎の古寺巡礼を辿る秋の奈良の旅行でいろいろ句を作って見た。 錦秋の 山あいを抜け 室生寺へ 野仏や 熟柿喰へば 岩船寺 萩黄葉 往時(むかし)愛しむ 元興寺 奈良銘酒 春鹿呑めば 秋暮れる 秋の夜の 戯言寂し 独り寝ぬ 貞舟 pic.twitter.com/QRkdQh1J8d

人間生活を宗教的とか、知的とか、道徳的とかいうふうに截然と区別してしまうことは正しくない。それは具体的な一つの生活をバラバラにし、生きた全体としてつかむことを不可能にする。

出典『古寺巡礼』和辻哲郎

昨夜父は言った。お前の今やっていることは道のためにどれだけ役にたつのか、頽廃した世道人心を救うのにどれだけ貢献することができるのか。この問いには返事ができなかった。

出典『古寺巡礼』和辻哲郎

実をいうと古美術の研究は自分にはわき道だと思われる。今度の旅行も、古美術の力を享受することによって、自分の心を洗い、そうして富まそう、というに過ぎない。

出典『古寺巡礼』和辻哲郎

西洋の風呂は事務的で、日本の風呂は享楽的だ。

出典『古寺巡礼』和辻哲郎

広目天の眉をひそめた顔のごとき、後代にみられる誇張のあとがまるでない。かすかなニュアンスによって抑揚をつけた静かなこの顔の方が、はるかに強く意力を現している

出典『古寺巡礼』和辻哲郎

奇妙なことかも知れぬが、腕のとれた彫刻などでも、あまりに近くへよると、不思議な生気を感じて、思わずたじたじとすることがある。

出典『古寺巡礼』和辻哲郎

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