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【裁きの理由】審判 なぜ私は裁かれているのだろうか?

一人を殺せば殺人者、百万人を殺せば英雄、全ての人間を殺ろし者、彼は何と呼ばれるのか?どのように扱われるのか?彼にどのような罪があるのか?どのような罰を与えるのか?

更新日: 2019年11月10日

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死刑よりも重い刑罰・・・のんけの刑に処す!

koitate2016さん

救世主はやってくるだろう。もはや必要ではなくなったときに。

チェコのプラハのフランツ・カフカの小説です。
『変身』は、非常に有名ですが、『審判』『城』は、それほど知られていません。
面白いのですが、分量が多くて、読む時間がないという方が、多数かと。
主人公が、理由が分からず逮捕され、裁判にかけられる。
そして、絞首台へと送られるという、恐ろしい物語を、ユーモラスに書いた作品です。
裁かれる理由が書かれない。意図的に書いていない。なぜKは、裁かれたのだろうか?

古井由吉は、西洋は法廷で裁かれる対象が「行為」であってもはや「存在」ではなくなったのが近代である、と書いていた。ところがカフカ『審判』で主人公は、かれの犯したかもしれぬ行為ではなく、かれの存在そのものが裁きの下におかれる。どこにも逃げ道はない。それがあの小説の怖ろしさなのだ、と。

カフカ『審判』 #読了 こういう字が小さい読みにくい本も読んでいかねば!ということで1冊。 普通に話として面白かったです。最後に教誨師が出てくるところは『異邦人』を感じました。また、掟の門前みたいな哲学的な話題にも強くなりたいと思わせてくれました。未完なのが残念すぎる... pic.twitter.com/IhqAF6IKYg

[映画ニュース] カフカ「審判」を現代の東京を舞台に映画化 ジョン・ウィリアムズ監督新作6月公開 eiga.com/l/LZqsv pic.twitter.com/J0IIZzmi1r

誰かがヨーゼフ・Kを誹謗したにちがいなかった。なぜなら、何もわるいことをしなかったのに、ある朝、逮捕されたからである。

出典『審判』フランツ・カフカ

書物は不変であり、解釈などは、このことに対する絶望の表現にすぎない

出典『審判』フランツ・カフカ

正義はじっとしていなくちゃいけませんね。そうでないと秤が揺れて、正しい判決ができませんからね

出典『審判』フランツ・カフカ

――わしは思うんだが、これらの言い分はみなそれ自体として正しくはあるが、彼がこういうことを持ち出すやりかたは、彼のとらえかたが単純さと思い上がりとによって曇らされているということを示すものだ。

出典『審判』フランツ・カフカ

裁判所は君に何も求めはしない。君が来れば迎え、行くなら去らせるまでだ

出典『審判』フランツ・カフカ

おれが今なしうる唯一のことは、冷静に処理してゆく理性を最後まで保つことだ。おれはいつも二十本もの手を持って世の中にとびこもうとしたのだったが、そのうえあまり適当でない目的のためにだったのだ。

出典『審判』フランツ・カフカ

論理は揺るがしがたいが、生きようと欲する人間には、その論理も対抗することはできない。おれが見なかった裁判官はどこにいるんだ? おれがそこまでは行きつけなかった上級裁判所はどこにあるのだ? 彼は両手を上げ、指をことごとくひろげた。

出典『審判』フランツ・カフカ

「まるで犬だ!」と、彼は言ったが、恥辱が生き残ってゆくように思われた。

出典『審判』フランツ・カフカ

自分がどうなったのか、彼はよくわかっていたが、それに大いに幸福を感じていたので、彼はそれを認めたくはなかった。

出典『審判』フランツ・カフカ

この朝は、こうした希望がことに正しいもののように思えた。

出典『審判』フランツ・カフカ

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