古井由吉は、西洋は法廷で裁かれる対象が「行為」であってもはや「存在」ではなくなったのが近代である、と書いていた。ところがカフカ『審判』で主人公は、かれの犯したかもしれぬ行為ではなく、かれの存在そのものが裁きの下におかれる。どこにも逃げ道はない。それがあの小説の怖ろしさなのだ、と。

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【裁きの理由】審判 なぜ私は裁かれているのだろうか?

一人を殺せば殺人者、百万人を殺せば英雄、全ての人間を殺ろし者、彼は何と呼ばれるのか?どのように扱われるのか?彼にどのような罪があるのか?どのような罰を与えるのか?

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