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SUBARU Compact.「プレオ(RA/RV)」

1999年度「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」特別賞受賞したスバルの「プレオ(RA/RV)」を紹介します!

更新日: 2019年11月12日

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WLM64さん

SUBARU Compact.

1995年11月 - 東京モーターショーにコンセプトカー「エルキャパ」を出展。「エルキャパ」のデザインは後のプレオのデザインのもとになった。
1998年10月9日 - プレオ発売。
大きな変更点としては、それまでの電磁クラッチを用いたECVTに代わり、i-CVTが設定された。これは、ロックアップ機能付きトルクコンバーターを用いたもので、CVTの世代交代である。簡易トラクションコントロール機能(ホイールスピンを感知するとギア比を高めて駆動力を抑える機能。介入の度合いは少ない。)も備わっていた。また、世界初となる7速マニュアルモードを備えたスポーツシフトi-CVT車も設定された。
それまでのヴィヴィオのプラットフォームをベースに、センター(B)ピラー部でヴィヴィオに比べ7倍もの強度となった環状力骨構造ボディー(衝突安全ボディー)を採用。
当初は「F」・「L」・「LM」・「RM」・「RS(販売当初は2WD車のみ)」・バン「A」の6グレードを設定。月間販売目標の8000台を発売からわずか10日間で達成し、上々の滑り出しを見せた。CM出演者は中田英寿。

1999年6月23日 - クロームメッキの専用フロントグリルや丸型4灯ヘッドランプ等を装備し、ヨーロピアンテイストのクラシカルなデザインに仕上げた派生モデル「ネスタ」を発売。
「ネスタ」は自然吸気エンジン(5MT車)かマイルドチャージエンジン(i-CVT車)を搭載する「G」と、スーパーチャージャーエンジン+スポーツシフトi-CVTを搭載する「RG」の2グレードを設定する。
同時に既存グレードも一部改良され、「L」は13インチタイヤを、「LM」は13インチタイヤと電動格納式ドアミラーを、「RM」は濃色ガラス(リヤドア・リヤクォーター・リヤゲート)をそれぞれ標準装備し、MT車にはクラッチスタートシステムを追加。さらに、エンジンマウントの最適化や遮音性能などの向上により、静粛性を向上した。

2000年10月6日 - 一部改良。
オフセット衝突に対する安全性能を高め、欧州衝突安全基準(オフセット前面衝突56km/h)レベルをクリア。他、エンジンと排出ガス浄化システムの改良により、「RM」・「RS」・ネスタ「RG」・バン「A」を除くすべてのグレードで「良-低排出ガス(☆)」認定を取得。(A、RM、RS、ネスタRGを除く)
エンジン及びトランスミッションに改良を施し、燃費性能を向上。(A、RSを除く)
また、各グレードで外内装のデザイン変更や装備内容の充実が図られた。同年5月に発売された特別仕様車の「ネスタGスペシャル」も改良を行い、カタログモデルに昇格した。CM出演者は高橋里奈へ交代。
12月22日 - 微笑ましいデザインの専用フロントマスクを採用し、第33回東京モーターショーにCNGエンジン搭載車として参考出品された「ニコット」を市販化。
市販車ではエンジンをマイルドチャージエンジン(ガソリンエンジン)に置換し、i-CVTを搭載。インテリアもブルーを基調とした専用仕様とした。なお、フロントフェンダーはネスタ系と共通である。

2002年10月8日 - 一部改良。
グレード体系が整理され、「F」・「F-S」・「L」・「LS」・「RS」・「ネスタE」・「ネスタG-S」・「バンA」の8グレードとなる。
外観では「L」に大幅な変更が施され、バンパー(フロント・リア)、リアまわり、ホイールキャップのデザインを変更し、特別仕様車で採用されていたルーフなどを採用したことで車高を低くし、ほとんどの立体駐車場に対応した。
内装では「F」・「F-S」・「L」はカラフルなデザインのシート表皮を、「RS」はダークグレー基調のシート表皮をそれぞれ採用し、「バンA」の表皮は塩化ビニールからトリコットに変更した。
装備も更なる充実化が図られ、「RS」は特別仕様車「RS Limited II」の特別装備の一部を標準装備化、「LS」は特別仕様車「LS Limited」の特別装備全てを標準装備、「L」は特別仕様車「LプラスパッケージII」の特別装備に加え、ライトインライトヘッドライト、電動格納式リモコンカラードドアミラー、アンサーバック機能付電波式リモコンドアロックも標準装備した。

初代はヴィヴィオの後継車として1998年10月の軽規格改定時に発売された。
1990年代後半、軽自動車の主流は従来型のセダンからユーティリティ重視のトールワゴンに移行しつつあった。これを受けスバルでもヴィヴィオの後継車としてプレオを発売した。プレオが発売された1998年当時にはすでに各メーカーの主力となる軽トールワゴンが出そろっており、軽自動車の老舗であるスバルが最後発となっていた。
開発を指揮したのは後に富士重工業の社長になる竹中恭二であった。ヴィヴィオなどと同様、ドライバーズカーとして開発された。
独立したボンネットをもつフォルムと3代目レガシィツーリングワゴンに似た6ライトのウインドウグラフィックが特徴。企業規模の小ささから他社のように車種を造り分ける余裕がなく、さらにヴィヴィオの後継車であるため、全高は一般的な軽トールワゴンより低めの1,575mm(ルーフレール装着車は1,625mm)となっている。

スポーティーグレードから商用モデルまで幅広いグレードをラインナップしていた。事実上プレオの後釜になるはずであったR2の登場を機にグレードを大幅に縮小、しかしR2の販売不振により再び拡大した。その後初代ステラの登場とほぼ同時に再び縮小、一年後には商用グレードのみとなった。結果的にはスバルの軽撤退発表後まで生産され、12年を超える長寿モデルとなった。

ツートンのボディカラーも用意されていた。 ヘッドライトのバルブ形状はモデルライフを通じてネスタ、ニコットを除く全てのグレードでIH01という特殊な規格であった。

1999年度「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」特別賞受賞。

バリエーション

初期にはオプションで「エアロ・フィールド・カジュアル・エレガント」という4種類のバージョンが用意されていた。後にヨーロピアン調の「ネスタ」シリーズとスバル・360をモチーフにした「ニコット」を追加。赤帽専用モデルも存在した。

メカニズム

エンジンは全て排気量660cc・直列4気筒のEN07型を採用。SOHC自然吸気エンジン、リッターカー並の動力性能を有するSOHCマイルドチャージエンジン(低圧過給型スーパーチャージャー)、スポーツタイプのSOHCスーパーチャージャーエンジン(高圧過給型スーパーチャージャー)、より高性能なDOHCスーパーチャージャーエンジンの4種類が設定されていた。

2004年1月の一部改良で一旦は自然吸気エンジンのみになったが、2005年1月にSOHCマイルドチャージエンジンが復活している。しかし、後継車種の「ステラ」の登場に伴い、2006年6月に再びマイルドチャージエンジンは消滅、自然吸気エンジンのみとなる。なお、この間に排出ガス規制の変更に伴い「F」グレードの自然吸気エンジンの触媒が変更され、その結果低回転域でのトルクが低下した。

トランスミッションは、5速MTとCVTがある。スバルはCVTの改良に先鞭をつけ、ECVTを実用化していたこともあって、この時期までの軽バンにCVTを採用していたのはスバルのみであり、レックスコンビ、レックスバン、ヴィヴィオに次ぎ、2009年当時もプレオが唯一であった。また、今までどおりクラス唯一の4輪独立懸架を採用し、全グレードのフロントブレーキにベンチレーテッドディスクブレーキを、「RS」にはリヤディスクブレーキを採用。特に「RM」と「RS」はCVTに7速スポーツシフト(擬似的なマニュアルモード)を採用し、走りを意識したグレードとなっていた。また、軽商用車として最後のリアディスクブレーキ搭載車でもある。

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