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【試みに問おう】日本文学の名作を並べていく 死すときの一念はあとにひくものと聞いておる

舞踏会、手布、芋粥、枯野抄、英雄の器、南京の基督、竹青、きりぎりす、駈込み訴え、人間失格、弟子、牛鍋、雁、じいさんばあさん、夜明け前、二十四の瞳、樅ノ木は残った、痴人の愛、秘密、細雪

更新日: 2019年11月12日

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風神VS雷神 綺麗な夕焼けじゃのう まったくもって

koitate2016さん

目次

舞踏会
手布
芋粥
枯野抄
英雄の器
南京の基督
竹青
きりぎりす
駈込み訴え
人間失格
弟子
牛鍋

じいさんばあさん
夜明け前
二十四の瞳
樅ノ木は残った
痴人の愛
秘密
細雪

【舞踏会】芥川龍之介

フランスの軍人ピエール・ロティの『秋の日本』から着想を得ています。
明治19年の天長節の夜、鹿鳴館で夜会が催される。
一人の女性が、あるフランス人海軍将校に踊りを申し込まれる。
二人はワルツを踊り、そして美しく儚い花火を眺める。

【手布】芥川龍之介

夫人が息子が死去したことを、冷静に話す。
だが、手巾を持つ手は震えている。
これこそ、日本の女の武士道だ。
そして目の前には、ストリンドベリの本がある。

【芋粥】芥川龍之介

長い間、抱き続けていた夢が叶う。ところが全く喜べない。
夢を追うのが楽しいのであって、夢が叶ってしまっては楽しくない。
自ら叶えるのが楽しいのであって、他者によって叶えられたものは楽しくない。

【枯野抄】芥川龍之介

俳聖松尾芭蕉の、臨終の場面を書いています。
彼の門弟らは、自らのことしか考えていない。
枯野で死んだのと、変わりないわね。

【英雄の器】芥川龍之介

「天命を知っても尚、戦うものだろうと思うですが。」

天命として負けることを知っても尚、戦う。
犬死ではないのか?

項羽と劉邦
真田幸村と徳川家康
芭恋多淫と岡田彰布

【南京の基督】芥川龍之介

宋金花は、世界を実際とは異なって見ていた。
我々人間も、彼女と同様に、世界を実際とは異なって見ているのではないのか?
永遠の愛を奏で、日本の心の精神を表現する、偉大なる芸術作品を、単なるホモビデオと見ているのではないのか?

【満願】太宰治

「ふと顔をあげると、すぐ眼のまえの小道を、簡単服を着た清潔な姿が、さっさっと飛ぶようにして歩いていった。白いパラソルをくるくるっとまわした。」

綺麗で美しく、それでいて好色な本です。理想とする下ネタです。

【竹青】太宰治

中国に魚容という貧書生がいた。
三十歳になり、而立し出世しようと、郷試を受験するが落第してしまう。
呉王廟の廊下に這い上がり、ごろりと仰向けに寝ころがる。
あまりの疲れからか、精神朦朧となり、世を呪い、我が身の不幸を嘆く。

【きりぎりす】太宰治

「でも、ひとりくらいは、この世に、そんな美しい人がいる筈だ、と私は、あの頃も、いまもなお信じて居ります。」

貧乏でうだつの上がらない画家と結婚する。
一生貧乏暮らしだろうそれで良いと考えていたが、夫は成功し成功し続ける。

【駈込み訴え】太宰治

「私の手で殺してあげる。他人の手で殺させたくはない。あの人を殺して私も死ぬ。」

キリスト教のユダの物語です。
彼の裏切りについて、真面目とユーモアを重ね合わせて執筆しています。
愛情の為か、嫉妬の為か、イエスの為か、金の為か、世界の為か

【人間失格】太宰治

「いいえ、断じて自分は狂ってなどいなかったのです。一瞬間といえども、狂った事は無いんです。」

道化、心中、NTR、薬中。
なんだこれは魂消たなぁ。

【弟子】中島敦

「濁世のあるゆる侵害からこの人を守る楯となること。」

中国の思想家孔子と、弟子の子路の交わりを書いた作品です。
二人が喧嘩をしながらも、お互いに信頼しあう関係が書かれています。

【牛鍋】森鴎外

「人は猿より進化している。」

人間のエゴイズムを集中させる。
自らの心の闇を、鏡で見ているに過ぎない。

【雁】森鴎外

「おれには目上も目下もない。おれに金をもうけさせてくれるものの前には這いつくばう。」

高利貸しの末造、その妾のお玉、そして医学生の岡田の三人が織りなす物語です。
人の一生は、あまりにも些細な事で、変わってしまう。

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