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Dream with FR Sport「アルテッツァ(XE10)」

1998-1999日本カー・オブ・ザ・イヤー (COTY) 受賞したトヨタの「アルテッツァ(XE10)」を紹介します!

更新日: 2019年11月24日

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WLM64さん

Dream with FR Sport

1998年10月30日 - 発売。1998-1999日本カー・オブ・ザ・イヤー (COTY) 受賞。
1999年10月 - RS200がグッドデザイン賞を受賞。
2001年5月 - マイナーチェンジ。フロントグリルをレクサスISと共通化(エンブレムを除く)、RS200 MT仕様のメーターレイアウト変更など。

2001年7月 - シューティングブレーク風のステーションワゴン(実質的には5ドアハッチバック)車である、「アルテッツァジータ(レクサスISスポーツクロス)追加。

もともとは「コンパクトなボディーでFRレイアウトのセダン」として開発がスタートしたが、後に同時期に開発途中だった他のスポーツセダンと統合され、さらにレクサス店の販売戦略における欧州Dセグメント車(BMW・3シリーズやメルセデス・ベンツ・Cクラスなど)の対抗車種としての役割も担うことになったため、スポーツセダンとプレミアムセダンの両方の役割が求められることとなり、高剛性かつ日欧米の各地域の基準をクリアする衝突安全ボディーが採用された。そのために高出力のエンジンを搭載する一方、重量が当時としてはやや重めの1,300kg∼1,400kgとなった。

外観デザインはショートオーバーハング+大径ホイール+ロングホイールベースと、スポーツカーを意識したプロポーションとなっている。このスタイルは、後のトヨタやレクサス店のFRセダン(S180系クラウン以降のFRセダンなど)に受け継がれている。なお、トヨタ車ながら内外装には同社のCIマークを装着していないのが特徴である。大小2つの円を用いたデザインのリアコンビネーションランプと大幅に切り詰められた前後オーバーハング、17インチアルミホイールと低偏平(215/45偏平)タイヤ、そしてクロノグラフをモチーフとしたデザインのメーターなどが採用されている。

大小2つの円を用いたデザインのリアコンビネーションランプと大幅に切り詰められた前後オーバーハング、17インチアルミホイールと低偏平(215/45偏平)タイヤ、そしてクロノグラフをモチーフとしたデザインのメーターなどが採用されている。当初は2L直列4気筒搭載のスポーツ仕様である『RS200』にのみに6速MTが設定されていたが、後に直列6気筒搭載の『AS200』にも追加された。ステーションワゴンモデルである『ジータ』では、当初『AS200』のみに6速MTが設定されていたが後のマイナーチェンジで消滅し、全車ATのみの設定となっている。なおRS200のATは5速、AS200のATは4速、『ジータ』の『AS300』は5速であった。

エンジン・ドライブトレイン

エンジンは1G-FE型 直列6気筒エンジンと3S-GE型 直列4気筒エンジンを搭載している。どちらも2L。『ジータ』の『AS300』は直列6気筒3Lエンジンを搭載している。3S-GE型エンジンは吸気・排気の両方に可変バルブ機構(VVT-i)を搭載し、MTの210馬力仕様にはチタンバルブを採用するなど、当時の最新技術が盛り込まれている。従来の3S型エンジンとは、横置きから縦置き仕様へと大幅に設計変更されている。また、RS200とAS200の6速MTモデルには、トルセンLSDが標準装着されている。発売当初、この3S-GE型エンジンはカタログスペック上において日本製2,000ccの自然吸気エンジンの中では最高出力となる210馬力であった。

サスペンション

プラットフォームは2代目アリストから採用された当時最新の「FRマルチプラットフォーム」の改良版で、プログレに採用されていたものをベースに改良されたものである。フロント、リア共にスープラなどのスポーツカーやクラウンなどの高級セダンにも用いられたダブルウィッシュボーン式サスペンションが採用され、サブフレームを介してボディにマウントすることで運動性能と乗り心地の向上、両立を図っている。また、前後重量配分が適正化されるよう、可能な範囲で車体の軽量化にも重点が置かれていた。MT車では、フロントはアリスト用、リアにはアリストより1サイズピストン径が大きいブレーキキャリパーとローターが使われ、ホイールサイズも17インチのものが搭載された。制動性能は高く、当時の日本のブレーキアセスメント試験で最短制動距離を記録している。後のマイナーチェンジではリア周りのボディ剛性が引き上げられ、リアサスペンションの路面追従性が向上した。そしてABSがGセンサー付の「スポーツABS」へ変更されるなど、走行性能のレベルアップが図られている。

内装

インテリアでは、スピードメーター(マイナーチェンジ後のRS200の6速MTはタコメーター)の内側に水温計・油圧計(AS系は瞬間燃費計)・電圧計3つの計器を配したクロノグラフ形状のメーターを採用した。内装に使用される革はレクサスISのものよりグレードが落とされており、シフトレバーやパーキングブレーキレバーのブーツには合成皮革(フェイクレザー)が使われていた。またシフトレバーは当初は全モデルでアルミニウム削り出しのノブを採用していたが、炎天下での使用に支障をきたすことなどから後に合成皮革を用いたタイプも登場している。

初期型の室内装備は簡素な仕様に留められ、上級装備品である本革パーキングブレーキレバー&シフトレバーブーツ・リアセンターヘッドレスト・ドアカーテシーランプ・コンライト・ドアミラーヒーター・ステンレス製スカッフプレート・鍵付き起毛グローブボックスなどは、後に追加された高級仕様の「L-EDITION」(レクサスISに準ずる品質)にのみ設定されていた。また、ディスチャージヘッドランプはオプション設定でも存在しなかった。なお、マイナーチェンジ後はディスチャージヘッドランプやドアミラーヒーターの標準装備化、パワーステアリングギアの高精度化、ギア比アップによるフィーリング向上等が行われた。さらに外装・内装パーツのブラッシュアップ(リアコンビ部のブラックスモーク塗装、フロントグリルのデザインをレクサスISと同一デザイン化など)が行われた。発売開始直後は若者を中心としてRS200のMT仕様が売れ筋だったが、後にアルテッツァ同様ネッツ店扱いであったチェイサーの廃止に伴い、同車からの乗換えと見られる40歳代以上のユーザーによるAS200のAT仕様の購入が中心となっていった。

モータースポーツ

スーパー耐久のグループN+クラスに参戦した。通常のグループNより改造範囲が広いスーパー耐久の中でもさらに改造範囲が広く、スリックタイヤの使用が認められるというグループN+のレギュレーションのもとで強さを発揮し、2000年から2005年にかけてグループN+(2005年はST5クラス)のクラスチャンピオンを獲得した。またマカオグランプリ併催のギア・レースといった日本国外のレースにも出場し、2001年には織戸学がギア・レースで2位に入るなどの成績を残している。

アルテッツァのワンメイクレースとしては、2000年 - 2006年に開催されていたネッツカップアルテッツァシリーズがあった。実績あるドライバーが参加したことに加え、より上のクラスへの登龍門としての役割も兼ねていた。

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