1. まとめトップ

THE MIDSHIP「MR2(AW11)」

1984年-1985年日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞したトヨタの「MR2(AW11)」を紹介します!

更新日: 2019年11月24日

1 お気に入り 550 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

WLM64さん

THE MIDSHIP

1979年(昭和54年)に豊田英二社長が主査たちに飛ばした、「トヨタには将来、常識では考えられないひと味違ったクルマがあってもいいのではないか」という檄のもと開発が着手された。1983年(昭和58年)の東京モーターショーで発表された試作車SV-3をもとに、リアスポイラーの形状変更、デジタルメーター、Tバールーフの非装備など若干の仕様変更の後、1984年(昭和59年)6月に市販された。製造はセントラル自動車(相模原市の旧工場。現在のトヨタ自動車東日本)。1984年度の日本カーオブザイヤー受賞車である。

低コストに量産性を高めるため、足回り、エンジン、トランスアクスルは既存の前輪駆動車(E80型カローラ)のものが流用された。同様な成り立ちのX1/9や米・ゼネラルモーターズのポンティアック・フィエロ(英語版)を参考にしたとの話や、英国ロータスと技術提携していた時期の開発であることから、一部ではロータスが設計した車両をトヨタが再設計してコストダウンしたものとの説もあった(ただしロータスの関与についての確認はヨーロッパでの実走テストにテストドライバーが参加したことのみ)。

THE POWERED MIDSHIP

1986年(昭和61年)には大規模改良が行われ、内外装がブラッシュアップされ、スーパーチャージャーやTバールーフの装備車が設定された(通称後期型)。

1988年(昭和63年)の一部改良で電動格納ドアミラーの設定、内装生地の変更、ハイマウントストップランプの設定が行われ、SW20型に入れ替わるかたちで生産を終了した(通称最終型)。AW型は全グレードにおいてパワーステアリングの設定は一切なかった。

生産終了から20年ほどまでは中古車市場で取引されることも多く、維持管理部品のメーカー供給も(加工・流用で対応できる部品を除いて)ほぼ問題なく行われていたが、20年を超えるころから内外装関連で廃番部品が多くなり、部品取り車、リユースやリサイクルパーツが高騰しつつある。

なお、AW1#系で採用されたエンブレムは七宝焼きで、AWの文字を模した鳥(猛禽類)が描かれているが、補給部品は2010年にプラスチックベースのものに変更された。

グレード構成

S
G
G-Limited
前・後期型ともSは3A-LU型1,500 ccエンジン(日本国内仕様のみ)、GとG-Limitedは4A-GELU型1,600 ccエンジンをそれぞれ搭載。運輸省認定型式は1,500 ccエンジン車がE-AW10型、1,600 ccエンジン車はE-AW11型。 前期型のG、G-Limitedはムーンルーフ装着車、後期型のGおよびG-Limitedには、Tバールーフ装着車及びスーパーチャージャー装着車(4A-GZE型1,600 ccエンジン搭載)を設定。

前期型初期仕様のバンパーとスポイラーは黒の無塗装ウレタン素材である(1985年の一部改良でボディ同色となる)。
前期型は全車とも車両重量が1,000 kg以下であり自動車重量税が安い(後期型の重量増は主に側面衝突対応のため)。
前期型のカーオーディオの取付スペースは1DINのみで、空調のコントロールパネルが後期型と異なる。
前期型のセンターコンソール、シフトレバー周辺、灰皿位置やスイッチなど、内装の意匠が後期型と大きく異なる。
後期型では前期型のムーンルーフに代わってTバールーフが設定され、Tバールーフ車のラジオアンテナはリアトランク脇にオートアンテナが装備された。
最終型では一部の仕様に電動格納ドアミラー、ぼかし入りブロンズガラス、トランクスポイラー内蔵LEDストップランプの設定が行われ、内装生地の変更が行われた。

1984年-1985年日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞。

限定車(特別仕様車)として、1985年(昭和60年)にG-Limitedをベースに「ホワイトランナー(WHITE LANNER)」、「1600Gスポーツパッケージ(前期のみ)」、1986年(昭和61年)にGスポーツパッケージをベースに「ブラックリミテッド」(前期ベース)が設定された。なお、「ホワイトランナー」は300台の限定生産とされている。「1600Gスポーツパッケージ」(「ブラックリミテッド」を含む)はリアスタビライザーを装備している。(形状、線径が後の「ADパッケージ」仕様車に取り付けられているものとは異なる。)

後期モデルのスーパーチャージャー車には、スプリング・ショックアブソーバーでサスペンション特性を変更し、リアスタビライザー、回転方向指定タイヤのブリヂストンPOTENZA RE71などの装備を加えた「ADパッケージ仕様車」が設定されていた。なお後期モデルでは「ADパッケージ仕様車」以外のモデルにはリアスタビライザーの設定がない。

マイナーチェンジでの過給器設定に際し、メーカーではターボチャージャー仕様とスーパーチャージャー仕様を試作し、比較検討を行った。その結果、アクセルレスポンスや出力特性に優れるスーパーチャージャー仕様を採用した。4A-Gエンジンのターボチャージャー仕様は一般市販されたことはないため、試作車のターボエンジンは幻の4A-Gターボとなった。

1