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『スワン』だけじゃない!「呉勝浩」のおすすめ小説

『スワン』が第162回直木賞候補となった小説家「呉勝浩」のおすすめ7作品。『道徳の時間』、『ロスト』、『白い衝動』、『ライオン・ブルー』、『マトリョーシカ・ブラッド』、『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』。

更新日: 2019年12月18日

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aku1215さん

◆『道徳の時間』

道徳の時間を始めます。殺したのはだれ?―有名陶芸家の死亡現場で、殺人をほのめかす落書きが見つかる。同じ頃、VJの伏見にかつて町の小学校で起きた殺人事件の映画撮影のオファーが。伏見はふたつの事件の奇妙なリンクに搦め捕られていく。

呉勝浩『道徳の時間』 読了。 めちゃくちゃ面白かった……。とにかく謎が魅力的だし、過去と現在それぞれの事件に対する印象がどんどん変転していくのも楽しくて、情報の開示が巧みすぎる。評価が選評で割れているのもわかりはするけれど好みなので好き。主人公の挫折から再起までの展開も熱い。

「道徳の時間」(呉勝浩)。面白かった。読み終わって振り返ると瑕疵が色々あるけれど、読んでる時は先が知りたくてわくわくした。これ大事。ドキュメンタリーへの言及が興味深い。私がぼわんと考えてることが言葉になってて、大きく頷いたりも。乱歩賞受賞作。巻末の選評のバラバラさ加減がまた面白い

◆『ロスト』

無断欠勤を続けていた村瀬梓が勤めるコールセンターに掛かってきた犯行電話。身代金の要求額は1億円、輸送役は100人の警官。なぜ、家族ではなく、会社に掛けてきたのか。なぜ、100人も必要なのか。警察と“関係者”たちは、ピュワイトを名乗る犯人に翻弄されていく。

昨年の乱歩賞受賞作も面白かったが、これはそれを上回る- 「ロスト」呉勝浩 amazon.co.jp/dp/406219855X/… amazonJPより

呉勝浩『ロスト』 #読了 二段構えの構成にまずは驚く。それに加えて複数の視点や場面が交錯し、メインとサイドの物語がいい距離感で描かれる。それぞれの終幕を少しうかがい知れるエピローグも含めて、すごく映画的だと思った。誘拐だけで終わらない誘拐小説。これは新しい。

◆『白い衝動』

強い殺人願望を抱く高校生。かつて残虐な連続強姦事件を起こした鬼畜。二人が至近の距離に住むことを知ったスクールカウンセラーの千早は、不吉な胸騒ぎを覚える。その動揺は奇妙な連鎖を生み、千早は混沌の渦中へ。

今朝のCBCラジオ「朝PON」で紹介したのは、呉勝浩『白い衝動』(講談社)でした。悪だとわかっていても「人を殺してみたい」という衝動が抑えられない少年、猟奇的な犯罪を犯し出所後も社会に馴染まない犯罪加害者…社会(自分)と相容れない人物にどう向き合うかを問う骨太なミステリです。

呉勝浩さんの『白い衝動』読了。 めちゃくちゃ面白かった。これはすごい…… サイコサスペンスの側面もあるけど、しっかりとミステリーの要素もある。ちゃんと伏線を張ったミステリーだと思ってなかったから、びっくりした。 初めて読んだ作家さんだから、他の作品も読む!!! pic.twitter.com/F8X6TAwr9r

◆『ライオン・ブルー』

田舎町の交番に異動した澤登耀司の同期・長原が姿を消した。県警本部が捜査に全力をあげるも、長原の行方は分からなかった。耀司は先輩警官・晃光の言動に不審を抱きながらも、長原失踪の真相を探っていく。やがて、町のゴミ屋敷が放火され、家主体が見つかった。

呉勝浩『ライオンブルー』読了。父の病を理由に地元の交番に転勤した澤登の本当の目的は同期の長原の失踪事件を探ること。田舎の交番の馴れ合いや、住民との癒着に憤りながら澤登が辿り着いた真実とは。複雑な人間関係も最後にはきっちり整理されて、それが予想外。小技も効いてる。すごく良かったよ!

呉勝浩『ライオン・ブルー』を読み終える。まだ感想がまとまりきらないのだけど、この方、俄然注目の存在になってきたと思う。『白い衝動』のあとにこれを書いた、という点も素晴らしい(僕は驚いた)。次になにを書くのかが楽しみでならない。

◆『マトリョーシカ・ブラッド』

陣馬山で発見された白骨死体の傍らにはマトリョーシカが埋められていた。被害者は5年前、行方不明とされていた男だった。神奈川県警刑事・彦坂は、青ざめる。その男こそ、5年前、組織ぐるみで隠蔽した事件の関係者だったのだ。

呉勝浩『マトリョーシカ・ブラッド』 なんて、なんて面白いの! 重要な登場人物がざっと数えても二十人はいるという群像劇。でもその一人一人のことがくっきりとわかる端的な造形描写は、くねくねと曲がっていくストーリーに絡みついてきて、興奮しながらページをめくるめくる! pic.twitter.com/tcXYMlWrAl

とにかく濃厚で何度も騙されて満身創痍ながらも大満足です! 呉勝浩著『マトリョーシカ・ブラッド』にレビューを書きました。#マトリョーシカ・ブラッド #NetGalleyJP netgalley.jp/book/142002/re…

◆『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』

あの無差別銃乱射事件から3年。犯人の妹・葵と被害者の雛口依子は運命的な出会いを果たす。二人は事件の真相をルポに書くため、依子の過ごした26年を辿る。あらゆる不幸を背負い込んだ二人の最凶女子が、この世のすべての理不尽に、マシンガンをぶっ放す!

呉勝浩『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール 』人に薦められて読んだが、異常な傑作。最初Kindleの読み上げでちびちび聞いていたが30%ぐらい読んだ所で耐えきれなくなって一気に読んでしまった。

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