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日本の産業に多大な悪影響…「ヘリウム不足」が深刻すぎる事態に

医療や産業、研究などに必要不可欠なヘリウムの不足が深刻な事態に陥っているようです。

更新日: 2019年12月21日

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PINKMOMOさん

■ヘリウム

ヘリウムは無色無臭の気体です。他の元素と化学的な反応を起こしません。宇宙では2番目に多く存在する元素ですが、地球の大気中には約0.0005%しか含まれていません

1905年に米国のP.Cadyが天然ガスからヘリウムの分離を行い、今日のヘリウムの工業的生産の基礎を作り、1908年には、オランダのH.Kamerlingh Onnesが、それまで誰も液化できず「最後の永久気体」といわれていたヘリウムの液化に成功

沸点-268.9℃。化学的にはきわめて安定で化合物をつくらない。水素に次いで軽く,不燃性なので気球用ガスとして使用される

■どのような用途で使われているのか?

液化ヘリウムは極低温(-269℃以下)が得られる安全な冷却剤として、超伝導磁石を利用するリニアモーターカーなどで使用

医療用超伝導MRIやスペースシャトル打ち上げの際にも大量に使用される超低温用の冷媒としても重要

風船にも使われているヘリウムが今、ロケット、半導体、原子炉、宇宙船、深海潜水など様々な分野で大変重要な役割を果たしている

■その他、研究など様々なものに使われている

極低温を用いた物性研究を行っている極低温工学を筆頭に、宇宙関連、MRIと同様に超伝導磁石を用いる量子コンピュータなどがある

産業用は、不活性ガスとして光ファイバーや半導体製造に使われている。また水素の次に軽いガスとして気球にも使われる

■2012年にはこのヘリウムの供給不足となり「ヘリウムショック」で大混乱に

2012年には、世界的なヘリウム供給不足が発生した。原因は、アメリカでの設備トラブル、新興国での需要増

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によると、MRIや核磁気共鳴装置(NMR)などの停止を余儀なくされた

ヘリウムを使用する企業が稼働休止に追い込まれたり東京ディズニーランドで販売されていた風船が発売中止になるなど様々な影響を

■その再来になるかも…

工業製品の製造や研究開発に幅広く使われている「ヘリウム」の供給量が減って価格が高騰

18年秋の供給側の国際会合を機に、販売が絞られ値上げが進行。先行きが見えない

■特に「研究用」のヘリウムが危機に

病院におけるMRIの普及による固定需要が強くあり、そちらを優先することなどで全体の需要に偏りも出る

回収・再液化施設を持たず、スポットでヘリウムを購入している研究機関では、実験規模縮小、もしくは実験停止といった事態も起きている

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