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一つ一つのレベルが高い!連作短編集のライトノベルが面白い

ライトノベルといえば長編が多いですが、連作短編集の作品もあります。そんな連作短編集のライトノベルを紹介します。一つ一つの短編のレベルは高いので楽しめるかと思います。

更新日: 2019年12月24日

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神通百力さん

▼短編形式ながら最終的に一つの物語として完結

作者:周防ツカサ  イラスト: 森倉円

プレハブ小屋で出会った彼女は黒髪ロングに薄着でここにはいない向こう側の女の子であった。

やはり第一話が一番好きです。短くて淡々とした文だけれど、引き込まれる雰囲気・物語だと思います

▼夢久島の噂を巡るストーリー

作者:雨宮諒

高校2年生の修一は夢久島という長閑な島で暮らしていた。
学校生活にどこか馴染めずにいる自覚がありながらも、能面を被って普通に過ごしていた。
夏休みに入った日、修一は夢久島の噂を確かめるために来たという女性と出会った。

各話に繋がりを感じさせる要素を含ませる事で、舞台が確立され、物語に集中できた

短編4話はそれぞれ独立しつつも完全にリンクしており、それぞれが影響しあっていて構成の完璧さに感動さえ覚えます

▼鬼才が紡ぎだす怪奇譚

作者:甲田学人

満開の夜桜の下で思わず見とれるほど妖しく綺麗に佇んでいたのは密かに憧れていた従姉であったが、彼女はその晩に桜の木で首を吊った。
彼女は桜の中にいると信じて会いたいと願った男は夜色の外套を身に纏う昏闇の使者と遭遇したのであった。

物語も面白くてゾッとする恐さがありながら、神秘性と切なさもあり私好みなお話でした

ライトノベル作家のため文体は中高生が読める軽さと心理描写が中心の文体。が、それを補って余りある雰囲気の描写にぞわぞわする。作者曰くホラーではなくメルヘン…なのだが、鳥肌が立つおぞましさに満ちている

▼グロ描写満載でえげつない連作短編集

作者:浅井ラボ  イラスト:しばの番茶

秘められた力を使って少年・田尾君は美少女たちと共に悪を滅ぼすが、とてつもない事態に直面してしまう。
そして秘密を持った彼女たちの心温まる物語が重なるのだった。

どの話もえげつなくて、救いがなくて、どいつもこいつも胸糞悪い・・・でも、最高にマジキチな中毒性がたまらない、大好きな一冊です

ホラー•グロ•戦闘•心理描写全てに通じる生々しさの描写は流石と言ったところでしょうか

▼主人公が秘密を抱えた者たちの謎を解き明かしていく

作者:有間カオル

間宮菫子はアンジェリス迎賓館で働くブライダルプランナーだった。
そんな間宮のもとに秘密を抱えたカップルがやってくる。
間宮は彼らの秘密を解き明かそうとしていく。

主人公の過去と合わせながら、幸せに向かって進んでいく物語は切なくもどこかホッとした気分になりました

主人公の菫子をはじめ、彼女を支える個性的なアンジェリス迎賓館の面々も活き活きと魅力的に描かれており、読み終わった後は、じんわりと心が温かくなる

菫子が頑張っている姿がとても素敵に描かれていて、読んでいて温かな気持ちになりました

▼童話のような雰囲気のファンタジー

作者:からて イラスト:わんにゃんぷー

マカロンが大好きなメルヘンな女の子が千年生き続ける話やコンクリートと会話ができる女の子の話、不思議な宇宙人の恋の話、そしてセミ王国からやってきたセミ子の話がある。

ひとつひとつは短編だけど全てがどこか繋がっていて、どれもふわふわしたファンタジーなんだけど、どこか悲しいような、そんなお話でした

童話のようなほんわかした雰囲気なんだけど、皮肉や切なさのちょっとしたスパイスがあって独特な空気感

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