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【小型二輪AT限定免許】技能8時間全部書く

筆者が小型二輪AT限定免許をとる為に、教習所に通った記録です。

更新日: 2020年01月08日

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この記事は私がまとめました

2009年に筆者が教習所に通っていた当時の実録レポです。筆者ブログからの転載になります。長め。

tenku_mさん

ペーパードライバーがバイクに乗ろうとする教習日記です。
小型二輪AT限定免許は、二輪免許の中で最短(技能教習8時間)で取得できます。
なお、筆者は四輪普通免許を持っているので、今回筆記試験はありません。

筆者ステータス

・性別…女
・年齢…22歳
・所有免許…18歳で普通四輪
・運転頻度…免許取得後1度も運転していない(!!)
・原付運転経験…無
・バイク経験…小学生の頃、父親の大型の後ろに乗って習い事に通っていました。高校生まで乗っていました。
<<バイクに乗る事自体は、小さい頃から慣れています>>

教習所入学【適性試験】

説明会と適性検査が行われました。
四輪免許の時の適性は 2D 「事故多発タイプ」を叩き出してひや汗かきましたが、今回の結果は 3A で成長を感じました。ペーパードライバーに変わりはありませんけど。

<1時間目>第1段階 1.車の取り扱い~6.安全走行【指導員が叫んだ危険な発進】

↑見出しの番号は、教習所の教科書から引用していきます。

ついに始まりました、技能教習1時間目。
技能教習は第1、第2段階と大きく2つに分かれていて、あいだに途中経過の試験があります。
指導員は、森本レオ似な先生でひと安心。怖くない。
小型二輪AT車は教習所に1台しかないので、マンツーマン教習です。

「ブレーキを握りながらエンジンをかけます」
「自分の方に回すと発進します」

ふむふむ→乗車→アクセルを回す→急発進
回しすぎです。

指導員が後ろを支えていたのに、急発進したが為に手が離れてしまい「アクセル戻して!!」と後ろから大声で叫ばれました。先が思いやられる。

その後、安全に発進できるようになったので、1時間で1~6項目まで進みました。

<2時間目>4.ブレーキの操作の仕方~12.車両特性を踏まえた運転【転んだ】

項目が多すぎる。もうつまづくかもしれない。
しかしこれは行き詰るの意味ではなく、実際に

平均台で転びました。

まだ2時間目!!!

一度平均台からズリ落ちたのに、もう1度乗ろうとしたのが失敗。低速でしたから、コケッ☆ぐらいで済みましたが、転んだ事実があまりのショックで立ち上がれずにいたら、

指導員「あっはっはっはっは」(いい笑顔)

いや笑ってないで、バイクを早く起こして下さい…(自力で起こせない)。

<3時間目>13.坂道の通過~16.第1段階みきわめ【テスト】

みきわめ(第1段階試験)なのに、しばらく雨の日が続いたので日が開いてしまった!
みきわめは、コースを一通り走行します。
とりあえず坂道上りで停止 発進 下りで停止 を習い、そのまま指導員と一緒に「コース1」の道順を走行。
1回走行後。

「覚えた?」

全員が1回走っただけで道を覚えたら、方向音痴はこの世に存在しない。

2週目は指導員が右後ろについて走行しました。

「ここでウインカー出さなきゃ」
「カーブ前にスピード落として」
「もっと早くブレーキ」
「ポールぎりぎりだね(クランク」

みきわめ合格

言われてできればOKらしいです。

<4時間目>第2段階 1.シミュレーター 路上運転にあたっての注意と法則走行【記憶力が試される】

今日から第2段階の教習に入りました。
第2段階1時間目はシミュレーター(画面上で)走行です。3人で受講しました。ずっと1対1教習だったので、ここにきて初めての複数人教習でした。
私以外の2人とも男性で普通MTです。アウェー。
シミュレーターの二輪車は普通の大きさなので、小型車をずっと乗っていた私が乗ると車体がとても大きく感じました。

〈シミュレート結果〉
・良かった点
右側道路工事中での右折。
カーブ時対向車トラップに引っかからない。
・駄目な点
横断歩道前に車両駐車ありで徐行するのを完全に忘れる。
前の大型トラックで信号が見えないのにそのまま走る。

これにいたっては、4年前の四輪教習時の記憶力勝負みたいなところがありました。

<5時間目>2.通行区分など~10.カーブの体感走行【雨天走行】

初めて、教習の途中から雨が降ってきました。焦る初の雨天走行。
主に交差点の通行を習いました。一番前だったら左右確認、カーブ前にブレーキを数回に分けてかける等々ありましたが、そつなくクリアしました。
ただ、寒かったです。

<6時間目>11.急制動~16.高度なバランス走行など【事故発生】

第2段階みきわめ前に運転練習できる最後の教習です。
この日、教習所内で事故が発生しました。

教習前半は、私と30代女性が一緒に車に乗り、よくある二輪車巻き込み・右直事故の疑似体験というのを受けました。
車と二輪車は指導員が運転します。
私は助手席、もう一人は後ろに座りました。

・右直事故……車が右折時、対向直進車の影から出てくる二輪と衝突
・左折の巻き込み…車が左折時に、後ろからの二輪に気付かず曲がって衝突

指導員が実際に運転して、事故を再現しました。さながら観客2人の為のスタントショーでした。
車に乗りながら見たので、臨場感しかありませんでした。


教習後半「安全な危険回避の練習」

まず、安全な危険回避の意味が分からない。
危険回避している時点で、すでに安全ではないのでは??

今度は自分で実演をします。30キロで走行し、指導員が白の旗を上げたら右に避けて停止。赤の旗を上げたら左に避けて停止 というものです。
いかに転ばないように急いでハンドルを切る練習です。
何とかできました。
が、旗が出てから(危険を察知してから)避けるのは難しいです。難しいというか、無理です。ハンドルを切り始めてから進路変更終わるまでに15m以上かかります。そして車体が真っ直ぐになってからはじめてブレーキをかけないと、自分が転んでしまいます。

四輪より二輪の方が瞬発力がありそうだけど、二輪はすぐに曲がれないんだよ、という話でした。


急ハンドルの練習後は、お互いマンツーマン教習に戻り、みきわめ前最後の練習をしました。

この時点での私の経験値です。

・坂道発進…◎
・曲線…◎
・クランク…△ 足がつきそう
・急制動…× 苦手
・平均台…○ 何とか出来るようになった

<急制動をできるようにならないと卒業出来ない!>

やっぱり安全な急ブレーキの意味が分からない。アクセル戻すのが早いと、30キロを切ってしまう。ブレーキかけるタイミングが早すぎると急ブレーキにならない。かと言ってブレーキ強くかけ過ぎると、タイヤがロックされるらしい。
この日は5回以上急制動の練習をしていましたが、一回もOKが出ません。

さっきご一緒していた女性も急制動をやっていたので、参考にしようとコースを回りながら見ていました(←わき見運転
この記事を書き直している10年以上経った今でも忘れられない、事故の瞬間を目撃してしまいました。
疑似事故ではなく、本当の事故です。

普通MTがブレーキタイミングのカラーコーンに差し掛かったところ、ギュルギュルと大きな音を立てました。車体が氷の上を滑るように滑り出しました。タイヤとアスファルトが擦れる音が続き、ついにバランスを崩して横転・ガシャーンという割れる音が響き渡りました。

あれこそ、危険な急ブレーキでした。
白い煙が上がって、くっきりタイヤ痕が残っていました。飛び散るミラーの破片。指導員さんが急いで駆け付けます。が、女性が動かない。立てない様子でした。
私の指導員も女性へ走り出しました。走行中の私も止まろうとしましたが指導員に「先コース回ってて!」と言われ、この時はじめて教習所を一人で走行しました。人生初のソロツーリングを免許取る前にやりました。

ただのツーリングを終えて駐車場で待っていると、指導員の二輪に二人乗りした女性が帰ってきました。心ここにあらずのような表情の女性のジャンバーが大きく破けていました。改めて事故の衝撃を受けました。打撲や内出血等の怪我はしていると思います。
「バイクはそういう乗り物なんだよ」指導員の言葉が印象的でした。

急制動の事故を目撃して、私はさらに苦手意識が増してしまいました。
やはり、安全な急ブレーキの意味が分からない。

<7時間目>15.シミュレーター 危険を予測した運転【トラップ】

男性2名、女性1名。私は最後でした。

はじめに30代男性。
交差点右折時、右直、2台目のバイクを間一髪避けてました。シミュレーターで。

次に四輪免許無し20代男性。
ほぼ全てのトラップに引っかかっている……。

私。超安全運転。かもしれない運転。
1回も衝突しませんでした。シミュレーターで。
ただ、どこが危ないのか分からなかった点2箇所ほど。後で教えられて分かりました。これはぶつかっといた方が良かったのかな。さすが元・事故多発タイプです。

シミュレーターは想像しうる危険が短時間に詰め込まれているので、走れば事故るかもくらいの気持ちで運転しないといけません。これは実際の道路でも同じなのですよね。

<8時間目>17.第2段階みきわめ【テスト2】

男性(普通MT)と私。コースは2パターンありまして、必死に覚えてきました!
なのに1回曲がるところ間違える。期待を裏切らない方向音痴。

急制動ですが、早めにブレーキをかけてしまう点以外は大丈夫だそうです。
そばにいた指導員に「もっと早くかけなきゃ駄目だよ」と言われましたが、あとから先日の事故に遭遇していた指導員に「あまり気にしなくていいからね。急ブレーキになっちゃうから」と優しく言って頂けました。

第2段階みきわめ合格!

卒業検定

二輪卒検受験者
11人 内、女性1人(私)
普通MT9人 小型AT2人

小型のもう一人はおじさんでした。小型の人気の無さよ。

受ける順番は早い方が良いな……と期待しましたが、一番最後でした。小型は最後みたい。
私の番の時にはコース貸しきりになっていました(四輪はいますが)。


深呼吸して乗車します。

まず後方確認
乗車
ミラー左右調整
エンジン始動

「乗った!」(心の声)

続いて発進します。

右合図
後方確認
発進

「発進よし!」(心の以下略

すぐ右折します。中央線に寄り、停止線で一旦停止。ふとウインカーを見ました。
右合図が出てない事に気付きました。

「ああああ!!!」(心の中で絶叫)

1回ぐいっと右側に押す!が……点かない!?

「えええええ??!!」(パニック

検定員「点きませんか~?」
あせって何度かがちゃがちゃやったら……点きました。
私「ずっと点いてなかったですか??!!」
検定員「………ま、大丈夫ですよ」

何が大丈夫なんだ何が??!!!


検定は100点満点で、減点方式で採点されます。合格点は70点。つまりライフ30しかないのに、もう10点ぐらいは引かれているのではないかと??もう駄目かもしれない……いやでも!ここで中止って言われてないから、あと落とさなければ大丈夫!
気持ちを切り替えて、その後は超慎重に運転しました。
クランク、急制動は過去最高の出来でした(本番に強かったっけ?)。
平均台はスピード無さ過ぎてフラっとなりましたが、大丈夫でした。

スタート地点に戻り、降車します。
……は!後方確認は、エンジン止める前だっけ?降りる直前でいいんだっけ??分からないから2回やろう(安全確認やりすぎて減点は無い)。

後方確認
エンジン停止
後方確認
下車

早く降りろよって感じですね。



こんな感じで試験を終えまして、結果は無事に「合格」でした。どっと力が抜けました。
検定結果の説明。あの右合図がやはり第一声でした。

検定員「発進時の右合図ね。出てなかったね」
私「〔押し方]が足らなかったみたいで……」(ドキドキ
検定員「いやあの車両ね、たまに押しても出ない時があるんですよ」

ま さ か の 検 定 車 不 具 合

受験生一同苦笑。
私「そうなんですか…(笑いを堪えきれない)」
検定員「だから、あれはしょうがなかったって事で、大丈夫でしたよ」

本当は右合図出した時に「点きません!」っていうのが正解だったのだと思いますが、右折前に「点いてませんでしたか?」って訊いておいたのが、確かに右合図出した証拠になったのでしょう。
なにより、セーフでした。

卒業証書発行。無事に卒業しました。

本当に8時間で免許取れました

長々と書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?交通手段として何でもいいからバイクに乗りたいと考えている方でしたら、最短で取得できる【小型二輪AT限定】はとてもおすすめです。練習がしっかりできるので、原付でいきなり公道を走るのが心配な方にも、二輪免許取得をおすすめします。
私は免許取得後、行動範囲が広がったので、駅から離れている会社に就職して2年間バイク通勤をしました。
車はその後もほとんど運転しませんでした。私には、バイクの方が合っていたようです。

※最後に
このレポートは2009年当時の内容です。現在の教習内容と異なる可能性がありますのでご了承ください。

筆者が実際に乗っていたスクーター。小型免許で乗れる上限の125ccです。お買い物にも便利。

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