1. まとめトップ

【板チョコ伝説】ホンの11年前までの明治ミルチは、"すげーデカかった"という記憶の真偽を検証してみた

2009年の新ロゴ・パッケージ採用依頼、そのサイズ自体も小さくなる一方の明治ミルクチョコレート。以前は「倍はあったろ!」と豪語する昭和人もいるが、果たして本当か? そこから垣間見えてきた「カカオ豆の加工事業が直面するキビしい現実」とは一体…??

更新日: 2020年02月02日

1 お気に入り 1596 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

UP主自身で"実地"検証してみた結果を基に、独自レビューしてみました。

序説 ─ ぶっちゃけ昔のミルチは「どうデカかった」?

30歳以上のかたならアタマの片隅に ご記憶の通り、『Meiji』のロゴがまだ明朝体っぽい旧バージョンであった時代(~2009年)……日本の板チョコと言えば、それはそれは大判なスケールで売られてました。

ちなみにサイズに関しては、明治だろうと森永だろと、はたまたロッテだろうと(どのメーカー製だろうと)今にしてみりゃ"どこも巨大"だってのです…!

2011年に明治乳業と明治製菓が合併する準備段階として、2009年に両社別々だった企業ロゴが(現行バージョンに)統一されました。

ミルチの『Meiji』パッケージも同年に43年ぶりの※全面改訂に。 ※当時は「38年ぶりに~」とアナウンスされたが後年に訂正。

そのとき内容量が7g、減らされたのを契機に、明治ミルチは幾度も「減量リニューアル」を繰り返す連鎖へと入っていきました。

なぜ中身のチョコを(メーカー各社はコソコソ内緒も同然で)削っていったのか。

理由は本まとめ末尾↓↓に記していますが、要は原価高騰で(そのままの分量で作り続けたのでは)採算が取れない。放っとけば、間違いなく赤字の常態化が必至な状況に。

けど(ミレニアム初頭は)日本の世間一般が底冷えド不況な時代。今のタイミングで「板チョコの値段を百円以上に値上げだなんて、それも自殺行為でデキやしない!」と思われたからなんです。
 
 
←註:画像内の長さの表記は「外紙の実測値」であり、メーカーが公表する値等とは異なります。

都合の悪い真実なのでウィキペディアにも載りませんが、ミルチに限らず「日本の板チョコ」は今後も小さくなっていく宿命だと考えた方が、目の前の現実を見る限り自然です。【そう考えられる根拠は、本まとめ末尾に記してます】

2009、2012年は「厚み」重点で減らされたため、サイズ減はさほど目立ちませんでした。

2014年は厚みを戻してのサイズ大減量となりました。

今後は現在のサイズ感を保ちつつ、また厚み主体で(数年刻みに?)減らされてゆくのではないかと思われます。

検証[=両者を比較して画像に収録]の方法は?

https://blog.goo.ne.jp/suppon86/e/00893c7dcd3626b0dbfe117ce8f7e11e

簡単に言うと、11年前当時に購入して保管してあったミルチの外巻き包装紙をもとに、当時売られていたであろう「11年前のまま?のミルチの外観」を"仮想"復刻。

それをスキャナに読み込んだり、写真に収めたり^^してみました♪

まずは、ざっくりサイズ感から

いちばん如実に「ミルチって11年前、こんなにデカかったの!??」と実感いただけるでしょう。

ちなみにiPhoneは、誕生(2007年1月に米国Macworld 2007で発表されて)から13年。日本市場での発売(2008年7月)から12年となります。

「持つ手にデカすぎ」と評する人もいるMax系の“ワイド画面”モデルに比しても、昔のミルチは「それよりデカかった」ことが分かります。

ご覧の通り長辺側が、8Plusなどより14ミリ「さらに長かった」のですね…!

じゃあ逆に、「どのぐらいのサイズだった」と言えばイメージ的にもピッタリくるのか?

家じゅう探してみましたが、令和の世のなかにゃ“合う”モノが見当たりません(苦笑)

唯一、近いと思えたのは市販のマスク。ある意味、タイムリーな(!?)アイテムかも。

きょうびの十代ジェネレーションが思い浮かべる「スナック菓子」のサイズ感ってと、むしろ「今のミルチ」の方が傍目に “しっくり”くるんですね。

もし11年前のミルチを現代のコンビニ店頭に並べたら、かなり「異様なデカさ」に映ることは間違いなさそーですw

その他、いろんな"身の回りアイテム"と旧ミルチを並べてみた

上述のように「大きさを言葉じゃ伝えにくい “昔の”ミルチ」に比べ、現行の明治ミルクチョコレートは、世のなかのサイズ感にもジャスト・フィット♪してます。

たとえばミルチは「千円札サイズ」。

それと新旧ミルチを並べてみると、こんな景色になりました。

「今のミルチ」の長辺サイズは、官製はがきのタテ長でもあります。

一方、旧ミルチは基本デカいとは言え(定型郵便の最大である)長3封筒規格のサイズよりは「優に ひと回り小さい」レベルのデカさなんで、けっして風評に惑わされるコトなく、必要以上に過度に恐れたりしないでください。

さらに「今のミルチ」の長辺は、ボールペンなど現代の筆記具の、“ごく平均的で見慣れた”長さとニアイコールでもあります。

じゃ「昔のミルチ」のヨコ幅は、新品の鉛筆の長さかも? って連想が湧きがちじゃないですか。でも「鉛筆に比べたら 2㎝短い」んです。う~ん旧ミルチめ、どこまでもヒネクレもんがあww

単3なら「13本積まないと」ミルチの“高さ”にゃ届かないのでした。

一般に板チョコは非常食としても知られる“優等生”食材ですが、さすがに昔のミルチだと、防災袋にはデカすぎ?でしたね。

かの東日本大震災(2011年)発生を目前に日本の板チョコがいっせいに!“縮みはじめた”のは、何かの「見えざる兆候」だったのかも。

特に、比べても意味ない!? とゆーかww

ちなみにVHSカセットのヨコ幅は、新品の鉛筆サイズでした。ですんで(VHSテープとも)旧ミルチのサイズ感は合致しません。

アルコールのつまみにも供されるチョコ菓子。

昔のミルチは、ちょうど500mlビール缶くらいの“背丈”でもありま~す。

…が、ただし500mlのベットボトル飲料が相手だと、(PET容器の)径がビール缶ほど幅いっぱいで均一にゃ出来てない分、旧ミルチより2㎝ほど高くなります。

上項↑の、さらに補足。

ひとことで「500mlのPET容器」と言っても、ウスターソースなんかのボトルだと「さらにフタ部分の高さがプラスされて」ミルチより4㎝くらい長身になりま~すw

つまり(中身の)ソースの高さが、ミルチの長辺くらいって理屈ですな。

この両者、実は「ニアリー・コンビ」なのでして。

何の値が近いのか?ってと、実は「カロリー量」。

今の日清カップヌードル[2020年2月現在]が1杯で351kcal。対して、昔のミルチが1枚で363kcalありました。

現行のメルチは(ほぼサイズの縮小率に準じ)1枚あたり279kcal にまで減らされています。

まとめ ─ どうデカかったか、なぜ小っちゃくなったか

実は「ミルチちゃん」は着痩せするタイプだった?
 
見た目こんなに(↑)小っちゃくなったのに、実は“体重”を測るとホンの15g=23%しか減ってない……なんて、むしろ驚異☆じゃないでしょうか。

今も圧倒的に主要な生産地である西アフリカの気候&作況不順、中国メガ市場における消費増に伴い、この25年でカカオの値段は2倍以上、高くなりました。

一方、チョコ菓子メーカーの「減量&値上げ最小限化」戦略により日本国内のチョコ消費量は少子化でもトータルで増え続けており、結果として売上最高額を更新し続けています。

でも逆に言えば、製造原価も確実に上がり続けるのですから、チョコ産業は売上を伸ばすことなしには採算が取れない!?という過酷ノルマを抱えつつの操業だ、とも言えるのです。

[データ出典]:https://ecodb.net/commodity/cocoa.html

単純にチョコ内容量の比率だけで逆算すれば、店頭で1枚「128円」くらいになります。

ただ厳密には、参考小売価格は“経営判断“事項。

割高に思われることで販売個数が頭打ちと予測すれば、単価は「より高く設定」。見た目に大きくなることで販売個数が伸びると予測すれば「より低く設定」される可能性もゼロじゃないです。

どっちにしても毎年毎年の収益率UPだけは固守しないと、ミルチ事業は続きません。

チョコ菓子に(たとえばチップチョップみたく)人気菓子なのに生産終了する理不尽なケースが多いのは「原料代が上がり続ける前提で採算を維持する、というミッション」のハードさゆえ!なんです。

1