数学(論理学)を理解していないからが理由。
例えば、阿笠=黒幕説の根拠として、(他の情報サイトには)
●阿笠が小さくなった新一に向けて「ワシ以外には言ってはならんぞ」
があるが、
否定派……黒幕じゃなくても、そういう指示はあり得る
のように返す。しかし、これは確率が大きくないという主張でしかなく、アガサ説に対してマイナスになるわけではない。否定派は
「黒幕じゃなくてもあり得るので、ほとんどアガサ説にプラスにならない」を
「黒幕じゃなくてもあり得るので、アガサは黒幕ではない」だと誤解しているのだ。

数学では「ほとんどアガサ説にプラスにならない」が正解。ほとんどならないだけで、微量だがプラスになっているのだ。説に対してプラスが微量なので、当まとめの根拠一覧では述べなかった。

実際にはそんな言動はないが、仮に作者が「黒幕じゃなくても、そういう指示はあり得る」と語ったとしても同様。論理学では「黒幕でも、そういう指示はあり得る」と同意。

他の例だと、証拠として述べた内容に
●10年後の見た目が変わっていない。
否定派……52歳から62歳では、そんなに変わらないこともある。
があるが、黒の組織のボスだとしても、10年で見た目が変わらないこともある。否定派の主張で、ボスの証拠としての可能性が小さくなることはあれど、マイナスには働かないのだ。数学を理解していれば、この間違いは起きない。

数学以外の理由としては、「先入観」や「混同」がある。「ボスは戦闘能力が高いはずだ」みたいなのが先入観となる。「薬が存在しにくい時代」と「技術が存在しないこと」を混同したりもする。

他には、作者の言葉を信用し過ぎるというのもある。ファンだとついつい作者の言葉を絶対視してしまうが、作者の言葉自体がトリックだと疑うことが真相への第一歩。名探偵コナンでは作者言及の場外乱闘(作外の話)を巻き込んで考察されることが多いが、作中だけを見た場合、「阿笠が黒幕ではない」という証拠は無い(犯人に殴られ気絶とかは証拠ではない)。言い換えると、本当に阿笠ではないならば、作者は作中で「ボスが阿笠ではあり得ないシーン」を描けばいいのだ。そんなシーンがない以上、阿笠がやはり組織のボス。

【論理学の例】
1.阿笠は黒幕である
2.黒幕は阿笠である
1と2は同じように感じるだろう。しかし、次の例だと、違うことが明白
1.哲学者はロリである
2.ロリは哲学者である
実は作者の言う黒幕の定義が非常に曖昧だ。作中には「物語の黒幕」なんて言葉は存在できないのだから。作者は「黒幕」という言葉を利用して、なんとでも語れるのだ。

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