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車のフロントガラスが曇る原因である結露 その対策法とは?

夏の雨のおい時期や冬場などででドライバーを悩ませるのが曇った車のフロントガラス。出発するまで何分もかかってしまうこともありますし、運転中も視界が狭まって事故のリスクも高まるなどもはや天敵とさえ言えます。その原因である結露の発症メカニズムや対策法は知っておきたいところです。

更新日: 2020年02月11日

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egawomsieteさん

■ガラスを曇らせる原因は「結露」

雨の多い季節や冬場に、クルマのフロントガラスが曇ることがあります。曇りがひどい場合は前方視界が悪化し、歩行者や自転車などの発見が遅れることも考えられます。

ガラスを曇らせる主な原因は「結露」(けつろ)です。結露とは、空気中の水蒸気(水分)が凝結して水滴になる現象のことです。空気中の水蒸気が増えることで、結露は発生しやすくなります。

乗車する数が増えると結露も多くなる

空気は一定量の水蒸気をためることができますが、限界量を超えると水蒸気が水滴に変化します。この限界量を「飽和水蒸気量」(1m3の空気中に含むことのできる最大の水蒸気量)といいます。車内は乗員が放出する呼気や汗などの影響で、湿度が高くなります。乗車人員が増えたときに車内のガラスが曇りやすいのは、車内の水蒸気量が増加するからです。

・湿度の上昇に注意!

結露と湿度は強い関連性で結ばれています。
湿度とは空気中に含まれる水分量の割合を示す数値ですが、その数値が100%を超えるとどのような現象になるかご存知ですか?

空気は水分を抱えきれなくなって「水」として放出したがってしまうのです。
つまり、水分が結束して「水=露」になるので「結露」というわけです。

その限界点を数値化したものを飽和水蒸気量と呼んでいます。
下のグラフは、空気の温度によって変化する1立方メートルあたりの水分量を示しています。

空気の温度が25℃を例にすると、1立方メートルあたりで持つことのできる水分量は23gです。
水1gを1ccと捉えて、一般的なミニバンのキャビン容量である6立方メートルと掛け合わせると
138ccですから500ccのペットボトル4分の1ほどの水分を保つことができるわけです。

■冬は温度差で曇る

車内の温度が高いのに対し、冷たい外気によって窓ガラスは冷やされています。飽和水蒸気量は温度が低いほど限界値が低いので、冷たい窓ガラスの表面付近は水蒸気が凝結しやすい環境といえます。

空気が乾燥している冬場の時期であれば、窓ガラスの曇りを除去する最も簡単な方法は、窓を開けることです。乾燥した空気が車内に入れば、曇りは一掃できます。しかし、雨の日は雨粒が車内に入るので、気軽に窓を開けられません。そこで、クルマの空調機能を活用します。

■最大の敵は「境界面の温度差」!

乾燥する冬場に何故くもりが多発するのでしょうか?

その理由は「境界面の温度差」にあります。
車に限らず、何かしら壁のようなもので遮断するとその内側と外側で温度差が発生します。
その時の境界面で「結露」を起こすこととなります。

自動車のキャビンの場合、内装の内張りは直接外板と接していることが少ないために「結露」する ことは稀ですが、窓ガラスは車内外の空気の境界面となってしまうので「結露」しやすいのです。

例えば、冬に走行中の車内の湿度が50%とします。
そうすると、車内には11.5ccの水分が含まれているのですが、ガラス面で5℃近くまで冷却されると7cc程度の水分で飽和してしまうので、持ちきれなくなった水分が露となって
ガラス面に付着してくもりを発生させます。

■車の窓の曇り対策

冬場は車内の湿度よりも外気の方が湿度が低い場合が多いので、冬場に発生するフロントガラスの曇りを取るには、乾燥した外気を車内に取り込む「外気導入」が効果的となります。

同時にエアコンを使用して除湿すれば、より効果を期待できるでしょう。ただし、雨天時は外気の湿度が高いため、外気導入ではなく「内気循環」とエアコンを併用しましょう。

・とりあえず窓を開けてみる

寒い冬場に窓を開けるのはナンセンスと思うかもしれませんが、意外と効果があります。
余程の旧車でもない限り、車内は機密は高いので、窓の開閉で車内の空気環境は変化します。

ドアバイザーが装着されていれば、小雨程度の雨天時にも窓を少し開けて換気することも可能ですし、エアコンのないレーシングカーからフィードバックされた空力の応用で積極的に換気を
促すようなエアロタイプのベンチレーテッドバイザーといった商品も存在しています。

・エアコン

家庭用のエアコンと同様に自動車のエアコンも車内温度を調整するために除湿機能があるので、
夏場でなくてもエアコンをオンにすることで、車内の湿度を下げることができるので、くもり防止には効果があります。

エアコンが苦手という人や旧車などでエアコンがないという人は、空調パネルで外気導入を選んで
外気を室内に導入することで、窓を開けた時と似たような効果を得ることが期待できます。

外気導入モードは、その言葉通り外気を車内に積極的に取り込みモードなので、大型トラックなど排気ガスを多く排出する車両の後方にいると、車にの空気がよどんでしまうことがあります。

外気導入を利用する場合には、その場の状況を踏まえながら車内循環モードに変更することなども
覚えておきましょう。

・ガラスの内側をツルツルに磨いておく

ガラスの外側に液体ワイパーを塗布してツルツルに磨いている方は多いかと思われますが、
内側もツルツルに磨いておくことでくもりを防止することが期待できます。
タバコのヤニやホコリでガラス表面に細かな凹凸が出来てしまうと、吸気中の水分が凹凸を よりどころにして結露しやすくなってしまうのです。
雲の中の水蒸気に大気中のチリが反応して、雨や雪になるのと同じメカニズムです。

ただし、液体ワイパーなど撥水効果を発生させるケミカルを使ってしまうと、必要以上に
水滴を作ろうとする作用が出てしまうのでくもりには逆効果となりますから注意が必要です。
マイクロファイバー雑巾やメラミンスポンジなどを活用してガラス磨きをしましょう。

■結露を防ぐ事前対策

結露を防ぐ対策として事前に行えることとしては、ガラスの内側を綺麗に保つことが重要です。

ガラスの表面が汚れていると水蒸気がつきやすく、結露が発生しやすい状況をつくってしまいます。

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