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『君は永遠にそいつらより若い』だけじゃない!「津村記久子」おすすめ小説

『君は永遠にそいつらより若い(旧題:マンイーター)』が実写映画化される、芥川賞作家「津村記久子」のおすすめ7作品。『ミュージック・ブレス・ユー!!』、『ポトスライムの舟』、『とにかくうちに帰ります』、『ウエストウイング』、『エヴリシング・フロウズ』、『ディス・イズ・ザ・デイ』。

更新日: 2020年02月17日

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aku1215さん

◆『君は永遠にそいつらより若い』

就職も決まり、ある意味、手持ちぶさたな日々を送る主人公ホリガイは、身長175センチ、22歳、処女。バイトと学校と下宿を行き来し、友人とぐだぐだした日常をすごしている。そして、ふとした拍子に、そんな日常の裏に潜む「暴力」と「哀しみ」が顔を見せる…。

津村記久子の『君はそいつらより永遠に若い』読了。たいへん胸をかき乱されました。日常に潜む暴力が的確に描かれていて、なおかつ、それでも生きる価値がある瞬間の美しさも描かれている。傑作!

津村記久子さんのデビュー作『君は永遠にそいつらより若い』読み返しました。読むたびにストーリーを忘れてしまうけれど、ヒロインの語りとテーマの強靭さは忘れようがない。傑作。作中に出てくるファウンテンズ・オブ・ウェインの「ヘイ・ジュリー」という曲、僕の大好きなバンドの大好きな曲です。

津村記久子「君は永遠にそいつらより若い」読了。津村先生のデビュー作にして傑作。自分は自分自身の資質によって孤独なのだ、と受け入れている主人公が、身の回りの孤独な人たちに思いを抱き、また行動していく物語。今まで読んだ津村作品の中で一番物語の動きが大きいように感じられ楽しく読めた!

◆『ミュージック・ブレス・ユー!!』

オケタニアザミは「音楽について考えることは、将来について考えることよりずっと大事」な高校3年生。髪は赤く染め、目にはメガネ、歯にはカラフルな矯正器。数学が苦手で追試や補講の連続、進路は何一つ決まらないぐだぐだの日常を支えるのは、パンクロックだった!

津村記久子「ミュージック・ブレス・ユー!」読了。久々に青春小説が読みたくて手に取りますと、さすがは津村、我々「何も持っていない」人間たちへの人生賛歌だ。

『ミュージック・ブレス・ユー!! 』 津村記久子(著)読了。サイコーに面白かった(*´∀`)♪ 残りの三分の一はスタバで一気読みしました(*´ω`*) 思わずタワレコに行きたくなる(^^) この作家さんは要チェケラーやわ☆ pic.twitter.com/1o88aA9A

ミュージック・ブレス・ユー!!は大学生になってから読み返して初めて意味がわかる。ほんと傑作。

◆『ポトスライムの舟』

29歳、工場勤務のナガセは、食い扶持のために、「時間を金で売る」虚しさをやり過ごす日々。ある日、自分の年収と世界一周旅行の費用が同じ一六三万円で、一年分の勤務時間を「世界一周という行為にも換金できる」と気付くが――。

津村記久子『ポトスライムの舟』読了。芥川賞ですかそうですよね、と納得。すごいなー。映像描写がすごいんだが、そこに感情を乗っけてくるのがこれまたすごい。読んでると痛くて痛くて泣きたくなるくらい。ただ、ビル群から突き出たタワーを描写しているだけのくだりでも。#ブクゑメモ pic.twitter.com/NloY1Cao3w

津村記久子『ポトスライムの舟』読了。労働というテーマでありながら、そこには止まらない孤独の深さ、自由への渇望を感じた。筆者の他の著作にもあたってみたい。

津村記久子の最高傑作にして芥川賞受賞作である「ポトスライムの舟」は氷河期世代こそが読むべき

◆『とにかくうちに帰ります』

事務職の女性の職場での日常を描いた連作短編と、豪雨で帰宅困難になった4人の人たちのさまを描いた表題作が入っている、いわゆる短編集。

津村記久子『とにかくうちに帰ります』読了~♪ヽ(・∀・)ノ 最高に面白い!(//∇//)

「とにかくうちに帰ります」津村記久子 読了。全編ある、ある、と思わせられる話だが、とにかく表題作が秀逸。ツラくて暖かい。

「とにかくうちに帰ります」津村記久子(新潮文庫)読了。どこにでもいるような働く者達の生活描写がここまでくると迫力あり。短編集の中の表題作が泣けて笑えて最高でした。 #とにかくうちに帰ります #新潮文庫 pic.twitter.com/TG4jqOzOlM

◆『ウエストウイング』

女性事務員ネゴロ、塾通いの小学生ヒロシ、若手サラリーマンのフカボリ。ビルの物置き場で、3人は物々交換から繋がりができる。そんなある日豪雨警報が流れ―。

『ウエストウイング』(津村記久子)。「ここにはわたしも含めて最低三人の人間がいる」。ビル西棟にある物置スペース。そこを秘密の隠れ場所にしている三人は、互いの顔も知らないまま交流を始めたが。職場の人間関係をリアルに描き、小さな驚きや感動を丹念にすくい上げた傑作。細部の描写が魅力的。

津村記久子『ウエストウイング』を読む。これまでの集大成感が半端ない。じわっと来る焦燥感と薄い共感とフィジカルな場所が組み合わさって、なぜかさわやかな読後感を享受できる。傑作かと。

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