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古典が現代に蘇る!江戸川乱歩のオマージュ作5選

怪奇・探偵小説の基礎を築いた江戸川乱歩、読んでみたいけど古典はちょっと読みにくい…それなら江戸川乱歩をオマージュ・パスティーシュした作品を呼んでみませんか。現代風にアレンジされた作品も多いので手に取りやすく読みやすいのではないでしょうか!

更新日: 2020年03月01日

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gesyutarutoさん

■江戸川乱歩の傑作を現代風にアレンジした短編集

作者:歌野晶午

江戸川乱歩の「D坂の殺人事件」「人間椅子」「押絵と旅する男」「お勢登場」「赤い部屋」「陰獣」「二銭銅貨」「人でなしの恋」を現代風にアレンジした短編集。

江戸川ワールドを残しながらも歌野晶午らしい話になっている。

乱歩作品を本格ミステリーの名手の作者が、尊敬を込めて独自の現代風に構成した短編集

歌野晶午やっぱり裏切らない。好き。オチがほんとにストンと落ちてスッキリするし、ゾッとする

■知られざる明智小五郎の物語

作者:平山雄一

日本を代表する名探偵、明智小五郎。彼はいかにして乱歩に出会ったのか、怪人二十面相とはどういう関係だったのか、明智の知られざる物語が今明らかとなる!

乱歩研究の第一人者として知られる著者が明智小五郎の生涯を描いた一冊。明智の独白で語られる本作は架空から実在の人物まで登場するなど、虚実入り乱れているのが特徴的である。

乱歩の作中人物から実在の人物まで、虚実とりまぜてつむぎあげた、豪華絢爛たる大伽藍

時代設定や細かいところまで練られているのは確かだが、ファンブックや気合の入った二次創作と考えた方がいいだろう

■5人の人気作家が描く少年探偵団アンソロジー

江戸川乱歩生誕120年を記念した「少年探偵団シリーズ」のアンソロジー。
万城目学の「永遠」、湊かなえの「少女探偵団」、小路幸也の「東京の探偵たち」、向井湘吾の「指数犬」、藤谷治の「解散二十面相」など、5つのオマージュ作が収録されている。

「みんなの少年探偵団2」という続編もある。

怪人二十面相の誕生秘話から引退した明智先生、少年探偵団のその後などなど遊び心満載で面白い

子供の頃に読んだ江戸川乱歩の本を思い出すような、懐かしさを感じる物語ばかりだった

■怪人二十面相は2人いるという説に挑んだ意欲作

作者:北村想

父親が自殺し、母親も行方不明となった平吉はサーカス団に入門した。サーカス団にはどんな芸も自分のものにしてしまう天才、武井丈吉がいた。
ある日、丈吉は「世間をあっといわせる泥棒になる」と残し、平吉の前から去っていた……。

名探偵・明智小五郎のライバル・怪人二十面相を主人公とした一冊。作者は戦後と戦前での怪人二十面相のキャラクター性の違いに着目し、実は二人いたのではなかという説を元に本作を書いている。

マニアの方たちには人物の解釈など少し不満があるようですが、子供時代普通に楽しんだ私にとっては、手品の種明かしをしてもらったような楽しさがありました

■2大名探偵が共演するファンには堪らない短編集

作者:芦辺拓

日本を代表する名探偵、金田一耕助と明智小五郎が共演するパスティーシュ小説。短編集となっている。元ネタを知っている人ほど楽しめるコネタも満載。

「金田一耕助VS明智小五郎 ふたたび」という続編もある。

七つの物語のいずれもが横溝、乱歩作品の怪異な雰囲気を存分に感じさせるだけでなく、原作の隙間を埋めるように緻密に組み立てられた話にもなっているのが秀逸で、ファンとしては思わずニヤリの連続がたまらない一冊

個人的には「金田一耕助対明智小五郎」での明智と金田一の読者にとってはまさに夢の連携プレイを描いた展開が面白かった

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