1. まとめトップ

【そんなの知らなくていいから】マイナーな小説100冊を勝手に紹介していくPart2

焼跡のイエス、渡辺崋山、悲しみの歌、深い河、ファウストゥス博士

更新日: 2020年03月20日

3 お気に入り 374 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

一人を殺せば殺人者、百万人を殺せば英雄、全ての人間を殺ろし者、彼は何と呼ばれるのか?どのように扱われるのか?彼にどのような罪があるのか?どのような罰を与えるのか?

ポケナイさん

目次

焼跡のイエス
渡辺崋山
悲しみの歌
深い河
ファウストゥス博士

焼跡のイエス

市場のものどもはいつたいにあまりおしやべりをしないやうだが、少年はとくに一言も口をきかなかつた。按ずるに、行爲がことばだといふわけだらう。

マイナーな小説 No.6

【焼跡のイエス/石川淳】

フョードル・ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟の、某場面と被る?

渡辺崋山

ひとりだけの幸福のことなど一生に一度も考へるひまがなかつたほど、ひどくいそがしい運動で、この人物の精神は生活をつらぬき通した。おまけに、藝術といふもう一つの世界で、美神に召された仕事があつた。

崋山の背中にはいつか金色の羽根が生えて來た。力を盡し、努力をつづけ、到りえた藝術に於て、人間の充實しきつた生活があつた。心理から離れて、肉體と精神と合體した瞬間である。

からだには眼に見えない繩目が懸つた。事件もおこらず、法も運用されないうちに「罪人」だけはちやんときめられてゐた。

マイナーな小説 No.7

【渡辺崋山/石川淳】

蛮社の獄において切腹した、渡辺崋山を題材にした小説です。

悲しみの歌

ひとりよがりの善意が相手を傷つけ 、親切が他人の重荷になることを気づかぬような人間ほど始末の悪いものはなかった

誰だって怒る権利はある 、憤る権利はある 。だが他人を裁く資格などどんな人間にも本当はありゃあ 、せんのだ

マイナーな小説 No.8

【悲しみの歌/遠藤周作】

海と毒薬の続編です。こっちはあまり知られないですね。

深い河

現代の世界のなかで、最も欠如しているのは愛であり、誰もが信じないのが愛であり、せせら笑われているのが愛であるから、このぼくぐらいはせめて玉ねぎのあとを愚直について行きたいのです。

それぞれの底にはそれぞれのエゴイズムがあり、そのエゴイズムを糊塗するために、善意だの正しい方向だのと主張していることを実生活を通じて承知していた。

マイナーな小説 No.9

【深い河/遠藤周作】

インドに訪れた五人の旅行者を描いた作品です。

ファウストゥス博士

芸術はまもなく完全に孤独に、死ぬほど孤独になるだろう、もし芸術が民衆への、すなわち、非浪漫的に言えば、人間への道を見つけるのでなければね。

マイナーな小説 No.10

【ファウストゥス博士/トーマス・マン】

ファウストを下敷きにした作品です。

フリードリヒ・ニーチェと、

アルノルト・シェーンベルクをもとにしたと考えられています。

1