1. まとめトップ

この記事は私がまとめました

2013年公開 スタジオジブリ作品『風立ちぬ』

幼い頃から飛行機に憧れていた堀越二郎は、夢の中に現れた尊敬する飛行機設計技術者のカプローニ伯爵に激励されて、同じように飛行機設計技術者を志す。勉学に励んで東京帝国大学に入学し、飛行機の設計を学ぶのであった。ある日二郎は、実家から東京へ向かう列車の中で里美菜穂子という少女と出会って少しだけ話をするが、車中で関東大震災に見舞われる。

その後ふたりは別れてしまうが、数年を経て軽井沢の避暑地で再会する。二郎は菜穂子にプロポーズするが、菜穂子は結核を患っており、治ったら結婚しようと約束するのだった。菜穂子は結核を治すために人里離れた療養所に入院するが、ふたりは一緒に暮らそうと決意を固める。

風立ちぬ見てたがとてもいい作品だった 零戦を設計した実話の話しだったのね…

風立ちぬ、いざ生きめやも

「風立ちぬ」の冒頭で字幕で紹介される、ポール・ヴァレリー詩「海辺の墓地」の一節を堀辰雄が訳したもの。「風立ちぬ」が着想を得た、堀辰雄の小説「風立ちぬ」の冒頭で使われている。訳し方は異なるものの、この詩の一節は映画内で繰り返し登場する。

飛行機は戦争の道具でも、商売の手立てでもない、飛行機は美しい夢だ

夢の中で、カプローニ伯爵がまだ幼い二郎に言ったセリフです。二郎は飛行機に憧れていたものの、自分が近眼であることを気にしていたので、伯爵に近眼でも飛行機設計技術者になれるかと聞きます。すると、「もちろんなれる、パイロットは他に大勢いるし、君は美しい飛行機を設計すればよいのだ」と答えてくれ、二郎は安堵します。そして「飛行機は美しい夢だ」と言ってくれます。近眼で悩んでいた二郎でしたが、伯爵の言葉に励まされて技術者の道へと進みます。尊敬している人の言葉がどれだけ偉大で勇気づける力を持っているのか、分かるシーンです。

まだ風は吹いているか?日本の少年よ

関東大震災が起こり、二郎は大学で起こっている火事から本を守ろうと必死になっている。そんな二郎の頭の中に、カプローニが声をかけてくる。「Le vent se lève, il faut tenter de vivre(風が立つ。生きようと試みなければならない)」は、ポール・ヴァレリー詩「海辺の墓地」の一節で、何度も映画内で登場する。

ナイスプレー

飛行機の設計家になる夢を持った二郎は大学生となる。設計の大学に通う二郎が東京に向かう列車の連結部分にいると、強風によってかぶっていた帽子が飛ばされてしまう。それを見た少女の菜穂子が、飛んできた帽子をキャッチしてくれる。その時の二郎の一言。こうして二郎と菜穂子は、運命的な出会いを果たす。

「風が立つ」「生きようと試みなければならない」

東京へ向かう列車のデッキで二郎の帽子が飛ばされてしまったのを、菜穂子がすばやくつかまえてくれます。二郎に帽子を渡しながら菜穂子はフランス語で「Le vent se lève(風が立った)」と言い、そのすぐ後に二郎が「lève, il faut tenter de vivre(生きようと試みなければならない)」と続けます。これらは当時日本でも人気があったフランスの詩人・ヴァレリーの詩の一節ですが、ふたつの言葉は、あうんの呼吸で滑らかに繋がります。まるで二郎と菜穂子の出会いが運命づけられていたかのような、ふたりのセリフです。

創造的人生の持ち時間は10年だ。君の10年を、力を尽くして生きなさい

二郎の夢の中にたびたび登場するカプローニは、飛行機の設計家を引退すると二郎に話す。そして、二郎に力を尽くすようにアドバイスする。カプローニの言葉の通り、二郎は自分の思い描く夢の飛行機の実現に向けて力を尽くす。

今、泉にお礼を申しましたの。あなたがここへ来てくださるように、お願いしていたんです

軽井沢に静養に訪れていた二郎は、ある女性が使っていたパラソルが強風で飛ばされた際に、パラソルをキャッチしていた。泉でその女性と会った二郎。二郎は気づいていなかったが、その女性がまだ少女だった頃に会っていたのだった。

生きているって素敵ですね

軽井沢の避暑地で偶然再会したふたりは、突然の天気雨に見舞われます。1本の傘にふたりで入り、土砂降りの中を進んでいくと雨が途中で止み、その不思議な現象にふたりは感動します。そして晴れた青空を見上げて菜穂子がサラっと言います。この時菜穂子は結核を患っていて、毎日自分の命について考えていたこともあり、素直に感じたことや思ったことを何の抵抗もなく言えたのでしょう。少女の様に微笑む彼女がとても美しく見えるシーンです。

貧乏な国が飛行機を持ちたがる。それで俺たちは飛行機を作れる。矛盾だ

大学で親友だった二郎と本庄は、同じ飛行機開発会社に就職する。そして、技術を学ぶために2人ともドイツに向かうことになる。ドイツ行きが決まった本庄と二郎の、二郎のアパートでの会話。本庄にはニヒルなところがあった。

それでも俺は与えられたチャンスは無駄にしない

1 2 3