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トルガナンナとは?

トルガナンナ(Trugernanner, Truganini, Trugannini, Trucanini, Trucaminni[3], Trucaninny、ニックネイム:"Lalla Rooke."[4]、1812年頃 − 1876年5月8日)は、純血パラワ(タスマニアン・アボリジニ, Tasmanian Aborigines)最後の人と認識される。

困難の中の子ども時代

1812年頃、ブルニー島民の長 マンガナ(Mangana)の娘として誕生。トルガナンナ(部族の言葉で、アカザ科ハマアカザ属の草本(grey saltbush Atriplex cinerea)を意味。)と名付けられる。[5]

イギリス人はアボリジナルの土地を奪っていった。
彼らは自分たちが人間らしいと見なす暮らしをしていないアボリジナルを人と思わず、別種の生物として扱った。
タスマニアにおけるアボリジナルの扱いは残虐を極め、狩猟部隊の銃撃や罠による捕獲がアボリジナルに対する扱いの中で最も穏当だった。

また、ヨーロッパ人が持ち込んだ性病などの病気で次々に倒れたこともあり、タスマニア島のアボリジナルは急激に人口を減らしていった。
そのような情勢下でトルガナンナは幼少期を過ごし、やがて非犯罪者のイギリス人もタスマニアへと移住するようになった。
イギリス人はアボリジナル狩りをスポーツとして楽しみ、当然ながら抵抗を招いたため、戒厳令が発令されて植民地の付近で見掛けたアボリジナルの殺害が許可された。

母は捕鯨船員に殺されて叔父は兵士に射殺され、姉妹は海豹を狩る漁師に拐かされ、奴隷にされた上で殺された。
婚約者パラウェーナもトルガナンナを誘拐から守るため、材木を集めに来た男たちに殺害された。

美しい少女であったトルガナンナも材木集めたちに襲われて暴行された。
トルガナンナの皮膚は生まれながらのチョコレート色で、それが太陽のような輝きを与えられており、柔らかい髪は自然に燃える黄金色だった。
褐色の眼は澄んでおり、背は余り高くはなく、姿態はしなやかであって大きな乳が艶めかしかった。
アボリジナルとイギリス人が闘争する最前線で育ったトルガナンナは、自分を強い人間と思っていたが、暴行されて心が折れた。

苦難の日々を越えて

イギリス王国がタスマニア島のアボリジナルに対する勝利と優位を確信し、絶滅する前に隣の島へ移住させてやろうと考え、イギリス人の宣教師ロビンソンを送り込んでくると、彼女はその慈悲に縋った。
ロビンソンは自分と共に来れば、避難所で毛布や食料を与えられるばかりかアボリジナルの文化も尊重されると言った。
トルガナンナはマンガナや夫ウォーラディと共にロビンソンの活動を助け、アボリジナルの滅亡を回避すべく同胞を説得し、一緒にフリンダース島へ移住した。

召使いの衣をまとうよう強いられたトルガナンナも、自分たちの文化を放棄させられ、ロビンソンにより名前をラ・ルークと変えられて虜囚のごとく扱われた。
もっとも、そのような偽善がトルガナンナの闘志に再び火を点けた。
ロビンソンの提案がアボリジナルのためになるという考えを捨て、トルガナンナは密かにタスマニアへ渡り、島に潜んでいる同胞を探してそこへ留まるよう説得した。

その後に彼女はタスマニア島に同胞と共に移された。トルガナンナは貝を集め、藪で狩りをし、伝統的な生活を送って幼少期に出入りしていた場所にも再訪問した。

死後にも待ち受ける苦難

1876年、自身の骨灰をダントルカストー海峡に撒くことを希望して死去。 しかしながら、死体はボバート南部カスケイズ(Cascades)の女性用刑務所「カスケイズ・フィメイル・ファクトリー(Cascades Female Factory)」に埋葬される。
その2年後、彼女の死体はタスマニア王立協会によって検体のために掘り返され展示される[10]。

タスマニアのアボリジナルは愚かにも絶滅への道を辿ったのだから、あらゆる民族の中で最も劣っているのだとされていた。
トルガナンナの夫も遺体を検体に使用された。

部族の生き残りを模索して苦闘したトルガナンナは、時が経つに連れ、同胞から抵抗の英雄と評価されるようになったが、ヨーロッパ人からはアボリジナルを破滅に導いた一種の裏切り者と中傷された。

1976年4月、彼女の死後100年目にトルガナンナの遺体は火葬され、ダントルカストー海峡に撒かれる[11][12]。
1997年、英国エクセターのロイヤル・アルバート記念博物館(Royal Albert Memorial Museum)は、トルガナンナのネックレスとブレスレットをタスマニアに返還。
2002年、彼女の髪と皮膚の一部がイングランド王立外科医師会から、埋葬のためにタスマニアに返還[13]。

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