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この際、読んでみる!?西洋思想(近代)の「名著」6選

新型コロナ感染拡大で外出自粛中の現在、この際チャレンジしてみたい西洋思想(近代)の名著6選。ルソー『人間不平等起源論』『エミール』、カント『純粋理性批判』、バーク『フランス革命の省察』、ヘーゲル『歴史哲学講義』、トクヴィル『アメリカのデモクラシー(民主政治)』。

更新日: 2020年04月27日

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aku1215さん

◆ルソー『人間不平等起源論』

自然状態の人間は自由平等に生活していたが,私有財産制とともに人間の欲望は増大して富の不平等を招き,世の中を戦争状態とした。そして不平等を永久の法とする富者の国家をつくったと説いている。『社会契約論』とともに重要な著書で,フランス革命への影響は大。

ルソーの『人間不平等起源論』。非常に面白い。中山元さん訳、光文社、のものは新訳やから読みやすい。社会との関わり方を考えられるから、大人も子供も読んだ方が良い。 ちなみに自分の思想にとても近い。そういうものに出会えるのは幸せな事だと思う。

55%オフ378円。学部時代の政治学の基本書だがフランス革命の基礎となった本書を読むと近代民主主義とは欧州的思想であることがわかる。新訳は読みやすい→ルソー の 人間不平等起源論 (光文社古典新訳文庫) amzn.to/2pyZjBH

ルソー「人間不平等起源論」はなかなか面白い。18世紀にして、これだけ明晰な人間論を展開できるのはやはり天才的な知性であったろう。カントに深い影響を与えた、というのも頷ける。

◆ルソー『エミール』

ルソー流の自然礼讃、人為排斥の哲学を教育論として展開した書。ある教師がエミールという一人の平凡な人間を、誕生から結婚まで、自然という偉大な教師の指示に従って、いかに導いてゆくかを小説の形式で述べてゆく。

ルソー「エミール」(岩波文庫)を読み始めた。昭和37年初版のものだけれど、古い訳にしては訳文がこなれていて、読みやすい。

エミール(ルソー 岩波文庫)を20年ぶりに読んでいる。 子どもたちと17年間格闘してきたからか、全く別の書物として読むことができることに驚いている。大切なことはすでにここに書かれていた。

朝読書は積読していたルソー『エミール』にしてみた。翻訳がとても読みやすくて古典とは思えないほど新鮮。ルソー自身は自分の子供を全員孤児院送りにしてるとのことだけど、父親と母親の義務について語っていて面白いな。教育論を読んだら久々に『消去』を再読したくなってきた。昼寝したら読もう。

◆カント『純粋理性批判』

哲学史上、不朽の名著とされるカント『純粋理性批判』。ドイツ本国を中心とした研究の進展による新資料の発掘、そして厳密なテキストクリティーク。訳者が畢生の仕事として残した全面新訳。

ところでカント入門なら石川文康氏のものが良いですね、『純粋理性批判』の翻訳も。

石川文康の翻訳になるカント『純粋理性批判』(筑摩書房)が出たが、これはすばらしい翻訳であるように思う。中山訳に続き、「悟性」は「知性」とされているし、訳文も明晰である。カント専門家による基準的な訳になるのではないだろうか。 amazon.co.jp/gp/product/448…

『純粋理性批判』、石川文康さんの訳が出てた。『カント入門』、『カントはこう考えた』で有名な著者だが、立ち読みする限りやわらかな訳、という印象。あと、本書が石川さんの遺稿と知り驚き。もっといろんな著書やあと2つある批判書を出してほしかった。残念。

◆バーク『フランス革命の省察』

バークはイギリス経験論の思想的伝統に立つ文人著述家として出発しながら、現実の政界に身を投じ、〈行動の場における哲学者〉として生き抜いた。この書は、政治的理性と現実的熟慮を通ずる正義と便宜の調整の方法を明らかに示し、保守主義のバイブルと称される。

エドマンド・バークの「フランス革命の省察」は、現在三種類の翻訳がある。風格と味わい半澤孝麿訳(みすず書房)を薦めたい。入手しづらければ岩波文庫。中公クラシックス版は直訳調すぎる。なお、新渡戸稲造「武士道」にバークに寄せた言葉がある。(つづく)

バーク『フランス革命の省察』の半澤孝麿訳(みすず書房)、堂々としているけど読みやすく、いい翻訳だなあ。自分が翻訳をするにあたって、日本語の語彙が乏しいことを痛感する。

エドマンド・バークは「保守主義の父」と呼ばれ名著「フランス革命の省察」では革命に至る社会の混乱は国民にとって不幸なのだと論破。保守主義の本領は懐疑にある。つまり伝統は先人の叡智蓄積を皮膚感覚で信頼しており常識的な感覚で改善していく。革命と異なり華はないが国民の生活に根ざした哲学。

◆ヘーゲル『歴史哲学講義』

ヘーゲルによる歴史の講義を弟子がまとめ編集した著作。 本書には哲学をもとに人類史を思想的な考察を踏まえたヘーゲルの歴史観が描かれている。歴史を人類が理性によって現状を克服し、精神の自由を実現させていく過程だと見る進歩主義の歴史観である。

ヘーゲルの歴史哲学講義(岩波文庫)を読む。ヘーゲルの著作にしては非常にわかりやすい。上巻は、世界精神が段階的に発展していく、というヘーゲルの歴史観を述べつつ、中国、インド、ペルシャの歴史を概説していく。

⑩ヘーゲル『歴史哲学講義』(岩波文庫) 哲学の書でここまで面白く読めた本は今までなかったな。世界史を、世界精神を主人公として古代から近代ゲルマン世界へと段階を経てその自己実現(自由の獲得)に至る過程として描く、講義録でありがながら一つの物語を聴いているかのよう #今年読んだ本10選 pic.twitter.com/lScy1J2vqs

ヘーゲル『歴史哲学講義(上・下)』(岩波文庫)を再読し終えた。世界史とは、世界精神が自己を自覚し自由を発展させていくプロセスと考えられた。本書の思考を「西洋中心主義的」「キリスト教至上主義的」と批判することも可能だろうが、それでも本書には汲めども尽きぬ深い洞察がある。不滅の名著。

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