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短くても面白い?Twitter発140字小説 良作品まとめ

Twitterで心温まる、面白い、少し切ない作品が量産されています。その中でも良いものをまとめています。

更新日: 2020年05月06日

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140時小説とは

みなさんTwitterで読める「140字小説」を知っていますか? ♯140字小説で検索するとたくさん出てきます。
テクノロジーがどんどんと発展を遂げ、人間が接する情報量はますます増え続けています。そんななかで、コンテンツに接する時間が短くなってきています。
動画で言えば、YouTubeで10分程度の動画が増えていますし、TikTokなんか数秒で動画が切り替わります。マンガもTwitterで四ページものの画像がよく出回っています。
小説もこのような消費者の嗜好やテクノロジーの条件に沿って、140字小説というものが生まれたのではないかと想像します。

僕は140字小説を書くとき、だいたい最初の70字くらいまでを一気に考えます。だいたい二文か三文くらいになるでしょうか。普通の小説でいうところの「起」あるいは「承」までをここで完成させなければなりません。まあ140字小説には起承転結なんて無くていいと思っているので、別に「起」とか「承」とかを意識する必要

良作品まとめ

貴方は二人の部屋を出る時、決まってドアの前で一度振り返った。煙草を買いに行く時でさえも。まるで風景を、目に焼き付けるかのように。どうして、と聞いても「なんとなく」としか貴方は答えなかった。そして、最後にこの部屋から貴方が出ていく時、貴方は絶対に振り返らなかった。 #140字小説

「彼女ができたんだ」 この一言を告げるタイミングに迷っている。部活の後輩の君は、家が近いという理由で一緒に登校する仲だ。いつもの手作りのクッキー、多分僕に気があるんだろうな。家の前で君は僕に包みを差し出した。 「今度は彼女さんに作って貰ってね」 ハート型はもうなかった。 #140字小説

ペットボトルに口をつける。中の液体をごくごく飲む。ぬるい。うーん。極上の味だな。間違いなく、今までで一番の。おっと。来てくれたんだね。待ってたんだよ。 「ああ! うめえな!」 気付いてないんだね。ねえ、私のファーストキスはあなたで、それは私の味なんだよ? #140字小説 #創作 #小説 pic.twitter.com/oZmb6Sk2wD

好きな俳優や好きなタイプなんて、いざその人に会うと関係ないなと思う。恋焦がれる人はイケメンでも優男でもない。ぶっきらぼうで不器用なあの人が私の心を奪った。こんな人を好きになるはずじゃなかったのに私の人生計画は大きく狂わされてしまった。でも、この狂わされ方は嫌じゃない。#140字小説

煙草を消した時彼女は言う 「私煙草吸う人嫌いなの、あと無精髭、休みにダルダルのシャツ着る人も」 「なんだよまんま俺かよ。デート行けなかったからって俺に当たんなよ」 「わかってるけど、しょうがないじゃない…嫌われたくないもの」 彼氏に気を使う彼女も 彼女を好きな俺も大嫌いだ #140字小説

君とは考え方が相いれないから喧嘩ばかりだった。僕は猫派、君は犬派。僕は和食派、君は洋食派。でも一つだけ共通の趣味があって、僕たちは二人で秘境のグルメを食べに行った。 「また、意見が分かれたね」 そう言いながら交際がスタートした。 僕は君が好きで、君は僕が好きだったから。 #140字小説

いつか見た記事にスマホは人をダメにする、なんて書かれてた。そうは言っても最早スマホは体の一部だ。けれどあんなに手放したく無かったスマホなのに嫌気がさして、代わりに当たり前に在った青空や太陽が、こんなにも愛おしくなる日が来るなんて、あの頃の僕は微塵も思わなかった。 #140字小説 #小説 pic.twitter.com/SySUigMNnv

「いつも僕は友達止まりなんだ」 失恋後の夜。気の知れた仲間内の集まりで僕は自棄ビールの五杯目だ。やいのやいのと周りが囃し立てる中、君が言った一言がやけに胸に刺さる。 「愛がないんじゃない?」 そりゃあ、愛があった君に早々に変な虫がついたから僕は今、困ってるわけであって。 #140字小説

桜で道が汚れることを知らない今年の春はいつ終わったのだろう… 遠い昔のように感じた青春の春はより一層遠のいた。 あの日退屈に感じていた日々は本当は幸せな毎日だったのでは無いかと感じる。 今日も退屈な一日が始まると思いながらコップに牛乳を注いだ。 #140字小説

@shun_aizaki 「次の恋でも探したら?」 私は君に恋したい。でも、君がそんな風に浮ついているうちは絶対に嫌だな。あの塔の女程度で揺らぐ君なんて、こっちから願い下げも良いところ。でも、君がそんなに落ち込んでるなら励ましたい。 「私だっているんだし」 あぁ、今日もまた余計な台詞が口をつく。 #140字小説

「キスする?」ざぁっと公園の葉が唸った。隣の細い目の彼がじっと私を見つめている。その答えを待って。たずねるだなんて狡い人。私の気持ちを知ってなお、聞いてしまうのね。「したいわよ、けどやめておく」一線越えたらかえってこれない。私は明確に彼の鼻先に線を引いた。さようなら。#140字小説

#140字小説 『ずっと会えないの寂しい……ねぇ、次いつ会おっか』 「……」 『わかってるけど、でも会いたいんだもん……会いたいって言うのもダメ?』 「……」 『困る?ふふ……じゃあもっともっと困らせるね』 いつもより子供っぽい、いつもより甘えた声。 彼女の話す先に、僕だけがいない。

#140字小説 桜に攫われる。よく聞く言葉だ。 僕が初めて君と出会ったのは、薄紅の花吹雪の中。花弁の舞に彩られた君の横顔はひたすら美しく、永遠に眺めていたいとすら思った。 その日以来、桜に攫われるという言葉を僕は嫌うようになった。 僕の心を攫ったのは桜ではなく、今隣にいる君なのだから。

うるさい、むかつく、きらいだ 所謂「悪い言葉」を ぐっと飲み込んで 「そうですね」「はい」 しか言えなくなった少女は 大人になってから偽物の笑顔をかかえながら、心の中ではガンガンと壁を殴り続ける 「わたしが許される場所が欲しい」 今日も聞こえない声で叫ぶ。 #140字小説

粉雪の舞う道を、貴方と手を繋いで歩く。 「寒くない?」 と貴方に訊かれて、 「大丈夫、寒くない」 と答える。 「睫毛の上に雪が止まって綺麗だ」 私の顔を覗き込んで貴方が言うから、恥ずかしくなって俯くと、繋がれた手に力が込められる。 今、泣きたくなるほどに貴方が愛しい。 #140字小説

みなさんもお気に入りの140字小説を見つけてみてはいかがでしょうか?

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