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「コロナは貧しい人から犠牲になる」という不都合な真実

コロナウイルスの感染は貧しい層の方が犠牲者が多い、という各国の事情をまとめました。

更新日: 2020年05月26日

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porottoさん

パンデミックは、社会格差をあらわにする

生活に困難を抱える人、経済的弱者といったいわゆる「Low SES」と呼ばれる人々に基礎疾患が多いことは、すでにさまざまな研究で確認されています。

そしてこういった人々が最も感染症での死亡リスクが高い。

1918年のスペインかぜでも、このような層の方々の犠牲者が多かった。

アメリカでは貧困の格差が浮き彫りに・・・

「アメリカは、世界の歴史の中で最も豊かな国だ。しかし、富は極めて不平等だ。4000万人が貧困にあえぎ、保険に加入していないか、保険が十分でない人は8700万人。ホームレスも50万人」

黒人の死亡率は白人の2.4倍――。新型コロナウイルスによる死者数が世界最悪の9万人超となっている米国で、人種間の格差を問題視する報道が相次いでいる。

感染者数の多い地域はおしなべて住民の平均年収が低く、逆に色の薄い地域、つまり感染者数の少ない地域は、住民の平均年収が高い。

ニューヨークの感染マップによると、感染者数と住民の年収の相関関係が高い結果に。

低所得者層の割合が高い中西部ミシガン州デトロイト市の致死率が際立つなど、貧困層を直撃する実態が指摘され始めている。

他の地域でも同様の調査結果が。

ニューヨーク市では別荘地へ退避する富裕層が続出する一方、市内の一部地域の地下鉄車内は、コロナ禍の最中でも出勤せざるを得ない人たちで混雑する状態に。

新型コロナウイルスの感染拡大防止に国を挙げて取り組む米国で、貧富の格差が浮き彫りとなっている。

イギリスでは貧困地域ほど死亡率高いと政府が発表

英イングランドとウェールズでは、貧困地域に住む人の方が、新型コロナウイルスによる感染症「COVID-19」を発症した場合、死亡する確率が高いことが明らかになった。

イギリス政府の国家統計局(ONS)の分析結果。

ONSによると、3月1日から4月17日にかけて、イングランドで最も困窮する貧困地域では人口10万人につき55.1人がCOVID-19関連で死亡したのに対し、最も裕福な地域では25.3人にとどまった。

ウェールズでの調査も貧困地域の死亡率が高い結果に。

人口に対する死亡率は通常、貧困地域の方が富裕地区より高い。
ONSは新型コロナウイルスが、この傾向に拍車をかけているようだと指摘している。

ONSとは別に、調査団体の英財政研究所(IFS)は、イングランドとウェールズのCOVID-19患者の内、アフリカ系イギリス人が白人の3倍のペースで死亡しているという調査結果を発表した。

被害が特に深刻な地域では、少数民族系の住民の割合が高い傾向にあるという。

中国の貧困層は適切な医療を受けにくいことが問題に

中国の医療制度は、中流階級さえ、適切な治療を受けるのが難しいことで悪名高い。国民の大多数にとって、質の高い医療へのアクセスはないに等しいのだ。

新型コロナウイルスに接触した可能性が最も高く、それが最も急速に拡散する可能性が高いのは貧困層であり、政府が突然打ち出した過激な対策の最大の影響を被るのも、中国の貧困層だ。

中国は監視社会だが、その網は穴だらけだ。テクノロジーによるプロファイリングシステムで中流階級はかなり可視化されているが、貧困層は抜け落ちている。

中国発表の患者数と、諸外国による推計値が大きく離れているのは、中国政府が隠蔽しているというよりは、把握できてないというのが本当のところようだ。

ブラジルでは貧困地区を中心に感染拡大

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